Historians' Workshop:国際シンポジウム「海外の日本中世史研究」(2022年3月8日(火)9:00~15:00、Zoom)※要申し込み)
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●公式サイトはこちら
https://historiansworkshop.org/2022/01/31/symposium_japanese_medieval_history/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
海外の日本中世史研究:「日本史」・自国史・外国史の交差
日本時間 2022年3月8日(火)9:00~15:00
アメリカ東海岸時間 2022年3月7日(月)19:00~25:00
ソウル時間 2022年3月8日(火)9:00~15:00
北京時間 2022年3月8日(火)8:00~14:00
使用言語:日本語
開催方式:同時オンライン配信(Zoom)
主催:歴史家ワークショップ・東京大学大学院経済学研究科
開催趣旨
日本中世史は、日本人研究者による「自国史」研究としてだけでなく、海外においても、日本とは異なる文化的・学術的背景のもとで精力的に研究が進められ、独自の発展を遂げています。しかし、これらの日本・海外におけるそれぞれの研究成果が有機的に結びついているかとなると、必ずしもそうではありません。まさに文化的・学術的背景の違いはもとより、研究の精緻化、そして言語の壁のために、否応なく海外の研究成果を参照せざるをえない一部の分野を除けば、依然として両者の交流は限定的だといわざるをえません。しかし、日本・海外研究者の双方向的な交流を実現し、それぞれの関心・方法論・成果に対する理解を深めることは、日本・海外における日本史研究の新たな展開・可能性を探るうえで有意義な試みになるのではないかと思われます。
こうした見通しのもと、本シンポジウムではその試みの一歩として、海外で活躍しながら、日本での長年の研究経験も持つ日本中世史研究者3名をお招きします。トーマス・コンラン氏(米・プリンストン大学)、朴秀哲氏(韓国・ソウル大学校)、銭静怡氏(中国・復旦大学)にそれぞれ、ご自身の研究を踏まえつつ、英語圏、韓国、中国における日本中世史研究の動向を紹介していただきます。
さらに、コメンテーターとして、海外での研究経験を持つ日本人研究者3名をお招きします。川戸貴史氏(千葉経済大学)、原田正俊氏(関西大学)、堀川康史氏(東京大学史料編纂所)に、上記の報告に対してフィードバックしつつ、海外における日本中世史研究に関するそれぞれの経験・知見を紹介していただきます。
本シンポジウムを通じて、海外における日本中世史研究に対する理解を深めるだけでなく、今後どのようにして両者の有機的な交流を実現し継続していくのかについて議論することで、日本史研究の未来を考えるきっかけになれば幸いです。皆さんのご参加をお待ちしております。
〈プログラム〉
開会 9:00~9:15
趣旨説明: 黄霄龍 (東京大学史料編纂所)
開会の辞:山本浩司(東京大学大学院経済学研究科)
報告 9:15~11:30
光と闇を越えて 日本中世史の展望
トーマス・コンラン(プリンストン大学東アジア学部)
韓国からみた日本中世史―「伝統」と「革新」の観点から―
朴秀哲(ソウル大学校人文大学東洋史学科)
中国で日本中世史研究を発見する
銭静怡(復旦大学歴史学部)
コメント 12:30~13:30
川戸貴史(千葉経済大学経済学部)
原田正俊(関西大学文学部)
堀川康史(東京大学史料編纂所)
総合討論 13:40~15:00
司会 菊地大樹(東京大学史料編纂所)