アルバイト日誌「研究対象との距離」(2022.1.27、れい)

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 (かなり)遅ればせながらですが、あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて本日のアルバイト日誌は、自宅ではなく東十条からお送りしております。年内に無事卒論提出を終え(詳しくは、卒論提出後執筆したアルバイト日誌「卒論執筆記⑦ 卒論を提出しました!」https://bungaku-report.com/blog/2021/12/20211224-1.html をご覧ください)、アルバイトにも復活し、校正作業のお手伝いをしております。

 最近、口頭試問のためにも卒論を読み返しているのですが、今はもうこの文章書けない!という気持ちと、どうしてこんな展開なの?文章表現おかしい!という相反する気持ちがあり...。この「ナマ」の感情がある内に反省点もしっかり記録しておくべきだと思いました。

 さて、今日のアルバイト日誌、「研究対象との距離」ですが、私がレポート、論文執筆時に陥る現象として、作品や人物に影響されるということがあり、それをどのように克服していけば良いのかと思い話題に出しました。具体的に「影響される」というのは、例えば、古典の本文がくどいと一緒に研究のプロセスがくどくなる、といったようなことです。対象に対する愛はありつつ、研究の上で必要なのは冷静に作品を分析することであり、それは当然意識して研究と執筆活動をしているのですが、どうも無意識なところで影響されているらしく...。実際自分の文章を読み返してみると、レポートのテーマによって書きぶり、文の雰囲気が所々違うのですよね。その程度ならまだしも、卒論の時は一日その作品やテーマと向き合っているため、おのずと思考のプロセスや生活形態がその対象に寄ってしまうこともしばしば。偏愛するのではなく論理性と冷静な目を持った上で、作品に没入することは悪いことではないと思うのです。けれども、それが過ぎると楽しさを超えて辛いよね、ということです。これからも研究を続けていく身として、研究対象との距離を見極めて、良い付き合いをしていきたいなと思っています。アドバイスがあれば、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

 寒い日が続いていますので、皆様におかれましても体調を崩されませんようくれぐれもご自愛ください。