アルバイト日誌「卒論執筆記⑦ 卒論を提出しました!」(2021.12.24、れい)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

 皆様お久しぶりです、れいです!

 先日、無事に卒論を提出しました。ゼミ発表を何回も経ているので調査が全然進んでいない!といったことはありませんでしたが、研究したことを筋道立てて一つの形にまとめるという作業は難しく、不安に感じたり立ち止まった時期もありました。多くの方が言っているように、卒論は知的好奇心や意欲、好きという気持ちだけではなく、締め切りを見据えて計画的に進めるスケジュール管理や先生にこまめに連絡する―「ホウ・レン・ソウ」のスキルが必要になり、またそれを身に付けるものでもあることを実感しました。

 今日のアルバイト日誌は、そのような点も含めて卒論を執筆する上で心掛けたこと、反省点を自戒の念を込めてお伝えいたします...!

①体調管理
結局体調が良くなければ執筆もできないのです。
特に私は、徹夜をしない・夜更かしはしない・(冬の時期は)体を温める&加湿の三点を気を付けていました。徹夜をするなら潔くその日は諦めて、翌日朝早く起きて書く方がずっと効率も良く、健康で過ごせます。

②データ保存
こまめな上書き保存は勿論、各クラウド・USB・自分宛にメール添付で送るなど、各所にデータをバックアップしておくことは必須です。私はメール添付の際に、一つのサービスだけではなく自分の持ち得る限りのアドレスに送っていました。去年のGoogle不具合などを踏まえると、複数のサービスを利用する方が賢明なのではないかと思います。
特に卒論のデータは他のレポートよりもはるかに容量が多くなります。実際、私は提出1日前にデータ破損にあいました。作業中突然画面が真っ黒になり、一度電源を落とした後再び開いたら、書式も何もかもおかしくなりました(涙)ですが!しっかり他に保存をしていたのでセーフ。データはこまめに保存・バックアップをする、その大切さを身に染みて感じた出来事です。

③スケジュールには余裕を持つ
先生に何度もご指導いただいたことです。なぜだか(?)卒論提出前には色々な事態が起きます。私も、想像もし得なかった事が起き、予想していたスケジュールより進度がだいぶ遅くなってしまいました。けれどもきちんと提出できたのは、最初に余裕を持った計画を立てたこと、そして何よりそうご指導くださった先生がいらっしゃるからです。

④本文を読む、先行研究に寄り過ぎない 
卒論を書く上で、本文と向き合うことの重要性を改めて感じました。自分が本文を読んでどのように感じたか、考えたかというのが主張の骨組みになっていきます。
当然執筆する上で先行研究をしっかり読み込むことは必要ですし、論拠のない意見はただの感想になってしまいます。しかし、先行研究に寄り過ぎないこと、他者の見解と自分の見解は一線を引く必要があります。先行研究で学びながらも、自分であればこの観点はどのように考えるか、と取り込む際一度手前に置き、本文を再検討して冷静な姿勢を持つことが大切だと感じます。

⑤先生にはこまめに連絡・相談
実は私もあまり得意ではないので、自戒の念を込めてお伝えしますが、指導教員の先生には遠慮せずに相談した方が良いです。特に自分一人では解決できないことで悩んでいるならすぐに先生に連絡すること、です。悩んでいる時間がもったいない。
私ももっと進捗報告すれば良かったと思っているので、今後の課題としてここに書いておきます...!

⑥自信を持つ
提出2か月前、私何もしていないのではないか!?という不安に陥りました。数か月、1年卒論に向き合っていると、それまでに得た知識が自分の中で当然のことのように思えてしまい、この期間何をしていたのかという気分になりました。
ただし冷静になって考えてみれば、研究していることの多くは他者は知らないことなのです。今までの自分に自信を持つことが何よりも大切だと改めて感じました。

⑦作品・人物・テーマを好きでいること
最後はこれに尽きます!愛を持ち続けることです!

 今まで6点に分けて執筆時に心掛けていたこと、気づきを簡単にお話ししましたが、これから卒論を控えている3年生の方々が読むと、卒論がとても大変なものに感じてしまうかもしれません。

 実際卒論書くのは大変でしたし、生みの苦しみもありました。けれども、自分の興味・好きを探究できるのは本当に楽しくもありました。色々振り返っても、一番には楽しかった、と言えます。

 足りない部分だらけではありますが、今できる全てを出し切った卒論は心からの宝物です。まだ口頭試問があるので気は抜けませんが、 まずは自分にお疲れ様と言いたいです。

 そして、約半年間お届けしてきた卒論執筆記も、ひとまず今回で終了になります。毎回読んでくださった方、そしてTwitterなどでコメントをくださった方、ありがとうございます。

 また、今回が2021年最後のアルバイト日誌になります。文章を書くという経験は学ぶことばかりです。未熟な点もあるかと思いますが、多くの方にお読みいただいていること、本当に嬉しく思っています。

 2022年もどうぞよろしくお願いいたします!
 皆さんも素敵な年末年始をお過ごしください。