さかい利晶の杜◉企画展「与謝野寛・晶子夫妻の旅―パノラマ地図でたどる観光名所―」(2021年11月20日(土)〜 2022年1月23日(日))

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お寄せいただいた企画展情報です。

公式サイトはこちら。
https://www.sakai-rishonomori.com/exhibition/kan-akiko-meotrip/

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与謝野寛・晶子夫妻の旅-パノラマ地図でたどる観光名所-
会期:令和3年11月20日(土)~1月23日(日)
※休館日:第3火曜、年末年始(12/29~1/3)
会場:さかい利晶の杜(大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1)
https://www.sakai-rishonomori.com

本展では与謝野夫妻が旅した回数が最も多い昭和6年の北海道・九州・四国の旅に注目し、夫妻が詠んだ歌と当時の景色を描いた吉田初三郎のパノラマ地図等によって昭和の観光名所を紹介します。

[開催にあたり]
 与謝野寛・晶子夫妻は、生涯にわたり数多くの旅に出ました。二人の足跡は国内にとどまらず海外にまで及んでいます。 寛58歳、晶子53歳の昭和6(1931)年は、夫妻で旅した回数が最も多い年でした。
本展では、同年の北海道・九州・四国の旅に注目し、夫妻が訪れた昭和初期の観光名所をたどります。5月の北海道の旅は、講演会や懇話会に招かれ、函館や旭川をめぐっています。10月の九州の旅は、「別府観光の父」油屋熊八に手の ひらの大きさを競う大掌大会の賓客として招かれたものでした。夫妻は、パノラマ地図画家として著名な吉田初三郎や東京 の文士らとともに、別府のイベントを盛りあげました。10・11月の四国の旅は、多くの高等女学校や師範学校で講演を行い、 多忙ななかで四国の名所を訪ねています。夫妻がめぐった昭和の観光名所を、夫妻が詠んだ歌と当時の景色を描いた吉 田初三郎のパノラマ地図等によって紹介し、当時の観光文化についても言及します。
 今日、新型コロナウイルス感染症の拡大のもとで、行動を制約されている我々ですが、本展で与謝野夫妻の旅をたどり、 ささやかな旅気分を感じていたければと願っています。

[記念講演会]
「与謝野夫妻の北海道紀行と石川啄木」
講師:与謝野晶子倶楽部会長 天理大学名誉教授 太田登氏
日時:令和3年12月5日(日)14:00~15:30
定員:先着20名