東京大学:第45回HMCオープンセミナー「森鷗外翻訳詩の変遷:『於母影』から『沙羅の木』へ」(2021年10月29日(金)17:30〜19:30、Zoom)※要申し込み

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セミナー情報です。

●公式サイトはこちら
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2021/45-morioogai-poetry-translation/
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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。


第45回(特別回)
森鷗外翻訳詩の変遷:『於母影』から『沙羅の木』へ

日時:2021年10月29日(金)17:30-19:30
場所:Zoomオンライン開催
報告者:坂井 修一(東京大学大学院情報理工学系研究科教授、附属図書館長、歌人)
コメンテーター:大塚 美保(聖心女子大学現代教養学部教授)


軍医、小説家、評論家、詩歌人とさまざまな顔をもち、「テエベス百門の大都」と讃えられる近代人・森鷗外は、詩の翻訳家としても一流の仕事を残しました。ここでは、鷗外初期の翻訳詩集『於母影』から「ミニヨンの歌」(ゲーテ)、大正初期の詩歌集『沙羅の木』から「神のへど」(クラブント)をあげ、原詩と翻訳の比較対照をしながら、詩の主題、訳し方など、明治中盤と大正初期で何が違うのか、それは、鷗外自身や日本社会・文壇(詩壇)の変化とどのように関わるのか、などお話してみたいと考えています。

といっても、私自身は近代文学の研究のプロではありません。本セミナーにおいても、一人の創作家(歌人)の立場からの発信になります。そこで、「ディスカッサント」として当該分野の研究で著名な大塚美保先生(聖心女子大学教授)をお招きし、私の拙い講演の後で、ご意見・感想などいただくとともに、対談を行いながら、理解を深めたい、広げたいと考えています。

参考書
坂井修一『森鷗外の百首』ふらんす堂、2021年8月
大塚美保『鷗外を読み拓く』朝文社、2002年8月