別府大学:ドイツ兵が見た大分の人々と風景の写真展〜大分県桜ヶ丘聖地から始まる日独交流〜(2021年10月14日(木)〜10月30日(土)、別府大学18号館2階ギャラリー)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.beppu-u.ac.jp/event/2021/10/007669.php
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 本写真展は、第一次大戦中に大分県立第一尋常小学校(現大分市立金池小学校)内にあった、大分収容所に収容されていたドイツ兵俘虜の生活や、兵士らがみた大分の風景や人々の写真を展示します。
 写真からは、制約の中でも規則正しい生活を送り、地域の人たちと交流したり、娯楽を楽しんだり、収容所外に出かけて大分の文化を知る機会があったことがわかります。
昨年、大分収容所で病死したユリウス・キーゼヴェッター氏の墓参りが、遺族によっておよそ100年ぶりに実現しました。そのきっかけは、現在までその墓が大分の地元の人々によって、世代を超えて供養されてきたことを、本学教授安松みゆきが論文で紹介したことによります。それが遺族のドイツ大使館付武官カルステン・キーゼヴェッター氏に伝わり、新たな日独交流の一歩となりました。
 今年は日独修好160周年を迎えるため、本学では大分県とともに写真展を企画しました。

<内容>
100年前の第一次大戦最中に大分に収容されたドイツ兵の生活と、かれらの見た大分の人々や風景の写真展。制約のなかに置かれたドイツ兵は、自ら規則正しい生活を送り、娯楽などを楽しんでいたことや、小学校で体操の模範演技を見せたり、収容所外に出かけて大分の文化を知る機会をつくっていたことがわかります。それらが実現できたのも、大分の人々が人道的にドイツ兵を温かく見守っていたためでした。そこに日独交流の第一歩が認められます。「大分桜ヶ丘聖地からはじまる交流」、「ドイツ兵の日常」、「娯楽」、「小学校(現在の金池小学校)との交流」、「ドイツ兵が見た大分(収容所外に遠足に出たときの写真。部分的に現在を特定して写真を展示)」、「水害」、「墓を守り続けている人々」、「未来に向けて」の項目に分けて、約80点の写真を展示します。
本展を通じて、100年前から続く大分とドイツの交流を知っていただき、平和な未来を考える機会になることを期待しています。


開催日
2021年10月14日 10:00 〜 10月30日 17:00
備考
※17日(日)、24日(日)は休館
会場
別府大学18号館2階ギャラリー