日本近代文学会関西支部:2021年度秋季大会(2021年11月14日(土)11:00~18:10、zoomウェビナー)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://bit.ly/30PgYKF
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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。
〈プログラム〉
会場
zoomウェビナー →事前申し込みフォーム ※大会1週間前から受付
開催日程
2021年11月14日(土曜)、11:00~18:10
●自由発表
「三好達治の四行詩――同時代俳論の影響に注目して――」
武久真士(大阪大学大学院)
●パネル発表
「雑誌『小天地』の基礎的研究――明治期地方文芸メディアの一ケースとして――」
パネラー
掛野剛史(埼玉学園大学)、竹本寛秋(鹿児島県立短期大学)、西山康一(岡山大学)
司会進行
庄司達也(横浜市立大学)
●特集企画
小特集「児童文学研究と文学館」
講演
「大阪国際児童文学振興財団の10年と児童文学研究の新しい可能性」
(宮川健郎・一般財団法人大阪国際児童文学振興財団(IICLO)理事長)
ラウンドテーブル
登壇者:宮川健郎、岡野裕行(皇學館大学)、森本智子(甲南女子大学)
趣旨説明・司会:浅井航洋(甲子園大学)、光石亜由美(奈良大学)
〜特集企画趣旨〜
小特集「児童文学研究と文学館」
文学館や資料館の役割は、関連図書や貴重資料の収集、保存のほかに、資料の発掘、調査研究、そして、それらの資料体を活用することにある。展示やワークショップなどを通じて、資料体の豊かな世界を人々に開くことは重要な役割である。
しかし、近年、地方自治体の財政状況、もしくは、事業統廃合の影響をうけ、文学館や資料館をめぐる状況は厳しさを増している。また2003年の地方自治体法一部改正によって効率重視の指定管理者制度が導入され、プロフェッショナルな知の継続が危ぶまれている。
我々文学研究者の研究活動は、文学館や資料館の資料蓄積の恩恵の上に成り立っており、現在、文学館や資料館の抱える問題は、今後、研究へも大きな影響を与えるだろう。
今回の小特集では、こうした文学館や資料館の現状を踏まえた上で、児童文学館に焦点を当てる。2021年関西支部春季大会では新学習指導要領の実施をふまえ国語教育における芥川龍之介「羅生門」の小特集を行った。児童文学館とは、上記の文学館や資料館の役割のほかに、教科書と同様に、文学と出会う場を子どもたちに提供し、次世代の文学の担い手を育てる場でもある。
本小特集では、まず、大阪国際児童文学振興財団(IICLO)理事長・宮川健郎氏に「大阪国際児童文学振興財団の10年と児童文学研究の新しい可能性」と題して、大阪国際児童文学振興財団10年の歩み、「児童文学研究」とは何かについてご講演いただく。
そして、岡野裕行氏(皇學館大学)と森本智子氏(甲南女子大学)にご登壇いただき、講演者を交えて「児童文学研究と文学館」に関するラウンドテーブルを行う。ラウンドテーブルでは、まず、児童文学館の現状と課題を検討する。そこから、児童文学研究における児童文学館の役割や、さらには、文学館や資料館と社会・教育との連携など、さまざまな観点から文学館や資料館をとりまく課題や可能性を議論していきたい。