『自由律俳句と詩人の俳句』について(樽見博[日本古書通信社])(日本の古本屋メールマガジン その319・3月25日号掲載)
Tweet【俳句好きな人でも自由律の俳人の名や作品で思い浮かぶのは、種田山頭火の「分入つても分入つても青い山」や尾崎放哉の「咳をしてもひとり」くらいのものであろう。荻原井泉水や中塚一碧楼、橋本夢道、栗林一石路の名は聞いたことがあっても、作品やその生涯まで知る人は稀である。かく言う私も、2014年2月に『戦争俳句と俳人たち』(トランスビュー)を出した時点で全く大差はなかった。戦時中と終戦後の俳人たちの言動を追った前著をまとめ終った時に、自由律俳人たちの側から戦争がもたらしたものを見ることも出来るなと気が付いた。今は影を潜めた自由律俳句だが、戦前には多くのすぐれた人材を擁していたのである。】
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樽見 博『自由律俳句と詩人の俳句』(文学通信)
ISBN978-4-909658-50-0 C0095
四六判・並製・352頁
定価:本体2,700円(税別)