平安朝文学研究会 2020年度 第2回研究発表会(2021年3月6日(土)14時〜、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/flas/glas/assets/uploads/2021/02/6d65dd2dadd353213a13c4041968f3ea-1.pdf
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。

日 時 2021 年 3 月 6 日(土) 14 時より《遠隔会議システム Zoom 利用による開催》
*Zoom の利用方法などに関して、14:00 より事務局が短時間で説明いたします。
*委員会につきましては、別途、委員宛に審議をお願いすることといたします。

研 究 発 表〈14:10〜16:25〉

〈14:10 より〉
御手洗 靖大(早稲田大学大学院文学研究科 博士後期課程)
『拾遺抄』別部巻軸の菅原道真歌をめぐって

『拾遺抄』別部の巻軸は、菅原道真の詠「君がすむやどのこずゑをゆくゆくとかくれしまでにかへり見しはや」である。本発表は、当該歌がこの位置に配された意味を、11 世紀にいたる天神信仰の展開と関連させながら考察する。

〈15:25 より〉
楊 卓婧(早稲田大学大学院文学研究科 博士後期課程)
『源氏物語』における「長恨歌」の反転――女君の「魂」との関わり――

「長恨歌」を享受し、さらに引用するにあたり、そこに含まれる日本にはなかった思想、例えば道教の神仙思想などは、作者によってどのように受け容れられたのか。本発表では、「長恨歌」の反転という視座から、絵に喩えられた四人の女君の死後と生前の「魂」の特異性を分析してみたい。