国際日本文化研究センター:第68回学術講演会 細川周平先生退任記念講演会(2021年2月16日(火)14:00頃~15:30頃、YouTube(日文研公式チャンネル)& 国際日本文化研究センター内講堂)※会場での聴講は要申し込み
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●公式サイトはこちら
http://events.nichibun.ac.jp/pc1/ja/archives/kohenkai/s003/cal/2021/02/16/
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。
第68回 学術講演会 細川周平先生退任記念講演会(オンライン講演会)
場所:
≪ライブ配信について≫
■日時:2021年 2月 16日(火)
配信時間 14:00頃~15:30頃
※当日は、上記時間に日文研公式YouTubeチャンネルにてライブ配信(無料)をおこないます。
※ライブ配信の視聴は、お申込み不要です。
※本講演会は、後日インターネット上での公開を予定しております。
≪日文研(講堂)での聴講について≫
・日文研(講堂)での聴講をご希望の場合は、別途お申込みが必要です。
会場:国際日本文化研究センター内講堂 (京都)
開場時間: 13:15
開始時間: 14:00
終了時間: 15:30
送迎バス: 本講演会の無料送迎バスはございません。
申込み: 要(申込多数の場合は抽選による)
受講料: 無料
内容:
挨拶 井上 章一 国際日本文化研究センター 所長
司会 マルクス・リュッターマン 国際日本文化研究センター 教授
講演 チンドンの因縁
細川 周平 国際日本文化研究センター 名誉教授
(講演要旨)
大道の物売りはいつでも通行人の注意を引くために、声や音を立てていた。明治半ばになると、物ではなく、情報を売る広告屋が大々的に営業を開始し、耳新しい西洋式の楽隊を利用した。広目屋ともジンタとも呼ばれた。和初頭、トーキー化によって解雇された大量の映画館の楽士が、街頭の宣伝業に流れ、主に下町に活動拠点を見出し、チンドン屋と俗称された。たいてい数名の編成で奇抜な衣装を着て宣伝用ののぼりを持ち和洋楽器を奏でて練り歩く。チンドン屋は庶民に親しまれると同時に軽蔑を受けてきた。しかし1980年代より「音楽以下」というより「音楽以外」(「音楽」にあてはまらない演奏)と見直すことが始まった。音楽家でも愛好家でもないし、演奏会でもライブでも芸術でも娯楽でもない。演奏の環境に合わせた別の目的と美学を持った活動に注目が集まっている。
講演では昭和初年の映像や絵画や小説に描かれたチンドン屋を通して、和洋音楽の融合、街頭という演奏空間、商業活動といった面から近代日本の音楽文化を考えてみたい。
発表は日本語のみ