国立歴史民俗博物館:特集展示「海の帝国琉球-八重山・宮古・奄美からみた中世-」(2021年3月16日(火)~5月9日(日)、企画展示室A)
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●公式サイトはこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/next.html
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コロンブスやマゼランが開いた世界史上の大航海時代より以前、早くも14世紀代から東アジア海域世界では活発な交易がおこなわれていました。その中心となったのが海洋国家・琉球です。琉球王国の輝ける時代は、これまでもしばしば紹介されてきました。ただ、琉球はその活動の過程で、言語も習俗も異なる周辺の島々、八重山・宮古・奄美に侵攻し、それぞれの社会を大きく変化させたこと、このことで現在の日本国の国境が定まっていることは、あまり知られていません。
文献資料がほとんど残っていないこれらの地域の歴史は、琉球王国によって作られた歴史書をもとに語られてきました。しかし島々を歩くと、ジャングルの中には当時の村が遺跡として眠っており、そこからは大量の陶磁器が発見されます。琉球王国とは別の世界が、そこには確かにあったのです。
これまでほとんど注目されてこなかった琉球の帝国的側面に視点を据え、八重山・宮古や奄美といった周辺地域から琉球を捉え直します。国立歴史民俗博物館では、2015年からこうした共同研究を実施してきました。この展示は、その成果を公開するものです。たくさんの青磁や白磁、国宝の文書や重要文化財の梵鐘、屏風や絵図など400点を超える資料から、新たな歴史像を示します。
「海の帝国琉球-八重山・宮古・奄美からみた中世-」(企画展示室)
開催期間
2021年3月16日(火)~5月9日(日)
※展示替えあり
前期展示:3月16日(火)~4月11日(日)
後期展示:4月13日(火)~5月9日(日)
会場
国立歴史民俗博物館 企画展示室A
料金
一般:600円 / 大学生:250円
開館時間
9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
※開館日・開館時間を変更する場合があります。
休館日
毎週月曜日(5月3日(月・祝)は開館し、5月6日(木)休館)
主催
大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
展示協力
沖縄県立博物館・美術館