第85回神戸人類学研究会(2020年7月27日(月)17:00〜18:30)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://geinobunka.blogspot.com/2020/07/85.html

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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


第85回神戸人類学研究会

〈日時〉2020年7月27日(月)17:00〜18:30
〈場所〉オンライン

〈発表者〉三隅貴史 氏(関西学院大学 大学院研究員)
〈発表タイトル〉共同性、自己充足、そして公共財―3つのアクターからみる東京圏の神輿渡御―

〈要旨〉
現代の東京都区部には、一見すると神輿渡御が衰退する要因になると思える社会的環境が複数存在している。しかし実際には、2020年を例外として、多くの地域で神輿渡御が活発に行なわれ続けているのだ。これはいったい、なぜなのだろうか。
本発表では、都区部東部地域における、町会(地域住民を中心とした、祭礼運営の実働部隊)と神輿会(年に複数回、祭礼やイベントにおいて神輿を担ぐことを続けている神輿愛好家による集団)、そして、非参加者との神輿渡御内外での関係性を説明することをとおして、上述の問いに答える。とくに本発表で注目するのは、成員のリクルートメント方法や社会階層の差異と、神輿渡御にたいする価値づけと実際の役割の差異の2点である。
以上の問いに答えることをとおして、東京都区部の神輿渡御を今日の姿にすることに寄与している、共同性の論理、自己充足の論理、そして、公共財の論理の3つの論理について論じる。


〈備考〉
 参加費は無料。
 要参加登録。7月27日13時まで。