古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館:特別展示「中世の文芸・連歌-"愛宕百韻"を中心に―」【講演会「明智光秀と連歌」鶴崎 裕雄 氏(帝塚山学院大学名誉教授)令和2年7月11日(土)13:30~ ※要申し込み】(令和2年6月3日(水)~8月31日(月))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://kokindenjunosato.blogspot.com/2020/06/blog-post_10.html

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※講演会の申し込みは、上記公式サイトをご確認ください。

和歌文学館特別展示 「中世の文芸・連歌-"愛宕百韻"を中心に―」  
今年、特に注目を集めている戦国武将・明智光秀。いくつかの歴史小説やドラマでは本能寺の変の直前に連歌会を開き、織田信長への謀反の決意を込めた発句を詠む場面が描かれています。

実際に謀反の思いを込めたのかどうかはわかりませんが、明智光秀が発句を詠んだ連歌の会とは、どのようなものだったのでしょうか。
連歌は、江戸時代まではひろく親しまれていましたが、明治以降は急速に衰退したので、現在ではあまり知られていません。
連歌は、当地にゆかりの深い文芸なので、より多くの皆様に知っていただきたいと、今回、明智光秀の連歌「愛宕百韻」を一つの材料に、連歌をご紹介します。
なお、今回の展示品は、連歌や和歌史を専門とされた当館の文学顧問・島津忠夫博士(大阪大学名誉教授)の所蔵図書から成る「島津忠夫文庫」のものです。期間限定で展示します。

■ 会 期
令和2年6月3日(水)~8月31日(月) 9:00~17:00 ※ 会期中、火曜定休
■ 会 場
古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館

■ 内 容  
室町後期から江戸初期の「連歌懐紙」、明智光秀が発句を詠んだ「愛宕百韻」参加者の文物、当時を代表する文人・三条西実隆や細川幽斎の文物等を展示。
■ 入館料  
高校生以上320円 小中学生110円 
※ 通常の入館料と同じです。東氏記念館・大和文化財収蔵展示館にも入館できます。


★講演会「明智光秀と連歌」

「本能寺の変」の直前、明智光秀が京都・愛宕神社の連歌会で詠んだ発句「ときは今天が下しる五月哉」は、「本能寺の変」を示唆したものという解釈もある有名な一句です。
また、明智光秀の盟友とされる細川藤孝(幽斎)は連歌や和歌、茶の湯をたしなむとともに、『古今和歌集』の解釈等を秘伝する「古今伝授」を担った当代きっての文化人でした。
戦国武将たちにとって連歌などの文芸は どのような意味をもったのでしょうか。
「ときは今」の句はどう解釈できるのでしょうか。
歴史学と国文学とを研究し、現代の「旅する連歌師」としても名高い「鶴崎裕雄先生」にわかりやすくお話しいただきます。


■ 日 時
令和2年7月11日(土)13:30~15:00

■ 会 場
古今伝授の里フィールドミュージアム
短歌の里交流館よぶこどり 研修室

■ 講 師
鶴崎 裕雄 氏
(帝塚山学院大学名誉教授、古今伝授の里フィールドミュージアム学術アドバイザー)
※各地の連歌会で「宗匠」をされています。歴史学者であり、国文学者でもあります。

■ 定 員
30名(事前申込制・先着順・人数に達し次第締め切ります。)