和泉市久保惣記念美術館:特別陳列「書の名品 ―経巻・墨蹟・和様の美―」(2020年4月11日(土)〜6月7日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/2020/02/post-16.html

--------------------

本展覧会は、当館が所蔵する書の名品を紹介し、その魅力にふれていただこうとするものです。書のみを取り上げて展示する初めての機会となります。奈良時代から鎌倉時代に書写された経巻、鎌倉時代以降の禅僧による墨蹟、国宝「歌仙歌合」をはじめとする和歌を書いた平安時代から鎌倉時代の古筆を主軸として、契沖や富岡鉄斎など和泉や大阪に所縁のある人物の書も含めた、約40点を陳列いたします。
特別出陳として、中国・南宋時代につくられ、天皇家や徳川将軍家に伝来した「青磁鳳凰耳花生 銘万声」(国宝、展示期間:4月11日~5月6日)や江戸時代の剣豪・宮本武蔵が描いた水墨画の「枯木鳴鵙図」(重要文化財、展示期間:4月28日~6月7日)など、当館の所蔵品を代表する作品もご覧いただきます。


主な出陳予定作品
(国宝) 歌仙歌合 平安時代
(重要文化財) 法華経巻第一 方便品第二 平安時代
(重要文化財) 貫之集下 断簡(石山切) 藤原定信 筆 平安時代
(重要文化財) 宝篋印陀羅尼経 伏見天皇 宸翰 鎌倉時代
(重要文化財) 熊野懐紙 藤原範光 筆 正治2年(1200)
(重要文化財) 墨蹟 頌古 一山一寧 筆 鎌倉時代
和歌 和泉国新家という所にて 契沖 筆 江戸時代
(国宝) 青磁 鳳凰耳花生 銘万声 中国・南宋時代
(重要文化財) 枯木鳴鵙図 宮本武蔵 筆 江戸時代