慶應義塾大学 言語文化研究所 総会記念講演会「語形成の「静」と「動」から人間の心のしくみを考える」杉岡 洋子 氏(経済学部教授)(2020年3月7日(土)、慶應義塾大学 三田キャンパス北館ホール)
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http://www.icl.keio.ac.jp/news/2020/01/post-110.html
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<日時>2020年3月7日(土)16:15~18:00
<会場>慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール
<講師>杉岡 洋子氏(経済学部教授)
<演題>語形成の「静」と「動」から人間の心のしくみを考える
私達が使う語彙の多くは頭の中の辞書に記憶されており、言語の「静」の部分にあたります。その一方で、「タピ-る」、「インスタ-映え」、「子供-っぽ-さ」のように複数の要素からなる語には、統語規則に近い原理と規則性、つまり言語の「動」の部分を示すものがあります。文の派生との重要な違いは、語の成り立ちが示す規則性や生産性はさまざまであるということです。
このような語形成の多様性をめぐり、その違いをどう説明できるかや文法モデルとの関わりについて、具体例を使って論じます。さらに、語形成がもつ二面性の考察は、語という単位にとどまらず、言語の本質や人間の心のはたらきにも迫る探求であることにもふれたいと思います。
*参加費:無料
*申込:不要 (直接会場にお越しください)