國學院大學博物館:企画展「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」【シンポジウム 「幕末維新期の好古家ネットワーク」 3月7日(土)、國學院大學 常磐松ホール】(2020年1月25日(土)~3月15日(日))
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●公式サイトはこちら
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2020_antiquarians.html
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江戸時代中期以降、古器物に関心を寄せる人々が国学者や武家、町人など各層に広がり、彼らは総じて「好古家」と呼ばれました。
日本の文化財保護の歴史を紐解くと、そこには古代より時の権力者や時代を担った数多の文化人達によって様々なかたちで展開されてきた事実があります。特に幕末維新期においては、廃仏毀釈によって荒廃した仏教美術や廃藩置県の混乱から古器物を保護する動きが活発になりました。また、わが国初の文化財保護を謳った「集古館設立の献言」と大学南校による物産会の開催、太政官による「古器旧物保存方」の布告、ウイーン万国博覧会参加準備や文部省博覧会など幾多の事業を展開するなかで、いずれの局面においても、そこには、これらの事業を共に支える好古家達がいました。
本企画展では、近世から近代にかけて好古家と呼ばれた古物の研究、蒐集家に焦点を当て、彼らの果たした役割についてあきらかにします。
会期 令和2(2020)年1月25日(土)~3月15日(日)
会場 國學院大學博物館 企画展示室
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
会期中休館日 2月2日(日)、10日(月)
入館料 無料
■シンポジウム
「幕末維新期の好古家ネットワーク」
3月7日(土)11:00~18:00
会場:國學院大學 常磐松ホール
無料・予約不要
趣旨説明:内川隆志(当館副館長・本学教授)
▶堅田智子(流通科学大学)「H.v.シーボルトとヨーロッパ貴族」
▶米崎清美(武蔵野ふるさと歴史館)「蜷川式胤の事績と交流」
▶山本 命(松浦武四郎記念館)「好古家松浦武四郎」
▶三浦泰之(北海道博物館)「松浦武四郎と知識人のネットワーク」
▶長谷洋一(関西大学)「好古家たちと図譜・図録」
▶新井 端(熊谷市教育委員会)「武蔵の好古家ー根岸武香ー」
▶徳田誠志(宮内庁書陵部)「神田孝平の蒐集した考古資料」
▶内川隆志(國學院大學)「H.v.シーボルトが残したモノ-大英博物館、イェーナ大学の調査から」
▶山本哲也(新潟県立歴史博物館)「欧米博物館の見聞と受容」