文京区立森鴎外記念館:特別展「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」【講演会1・中島国彦氏(早稲田大学名誉教授)11月2日(土)14時~、講演会2・川本三郎氏(作家、文学評論家)12月14日(土)14時~、朗読会・今井朋彦氏(文学座)中島国彦氏(前出)12月21日(土)13時~ ※要申し込み】(2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝))

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展覧会・講演会等情報です。

●公式サイトはこちら

https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000001580&caldate=2019-10-14

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※講演会・朗読会の申し込みは、上記公式サイトをご確認ください。

永井荷風は、明治12(1879)年に東京市小石川区(現・文京区春日)に生まれました。森鴎外を文学上の師と仰ぎ、昭和34(1959)年に亡くなるまで尊敬し続けました。鴎外もまた、自分より17歳若い荷風の実力を認め、明治43(1910)年には慶應義塾大学部文学科の教授に推薦し、荷風が主宰する雑誌「三田文学」の刊行を後押ししました。文豪として知られる二人の、こうした接点や交流にもう一度照明を当てたいと思います。

本展では、明治36(1903)年1月の荷風と鴎外の初対面から、荷風の海外体験、「三田文学」での二人の共演、そして鴎外没後に荷風が鴎外作品を再読する時代、さらに晩年にかけて荷風が追った鴎外の面影を紹介します。

「文学者にならうと思つたら大学などに入る必要はない。鴎外全集と辞書の言海とを毎日時間を決めて三四年繰返して読めばいゝと思つて居ります。」(荷風『鴎外全集を読む』、昭和11年)

 明治、大正、昭和と生涯繰り返し鴎外作品を読んだ荷風。死の床には、数冊の本とともに鴎外の『渋江抽斎』が開かれていました。荷風の鴎外敬慕の念は、昭和37(1962)年の当館の前身である文京区鴎外記念本郷図書館開館へと受け継がれました。荷風生誕140年・没後60年の記念年に、鴎外を敬愛した荷風を追います。

◆関連イベント

●講演会1
「鴎外と荷風をつなぐもの」
講師 中島国彦氏(早稲田大学名誉教授)
日時 11月2日(土)14時~15時30分


●講演会2
「生涯鴎外を敬愛した荷風」
講師 川本三郎氏(作家、文学評論家)
日時 12月14日(土)14時~15時30分
 

●朗読会
「永井荷風の『日和下駄』を読む」
朗読 今井朋彦氏(文学座)
作品解説 中島国彦氏(早稲田大学名誉教授)
日時 12月21日(土)13時~14時30分
料金 2000円