文京区立森鴎外記念館 コレクション展「文学とビール―鴎外と味わう麦酒(ビール)の話」(2019年 7月 5日 ~ 2019年 10月 6日)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展示会情報です。
●公式サイトはこちら
https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000001579&caldate=2019-7-5

--------------------

関連イベント多数。詳細は上記サイトへ。

2019年 7月 5日 ~ 2019年 10月 6日
会期:2019年7月5日(金)~10月6日(日)
 ※7月23日(火)、8月27日(火)、9月24日(火)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2
開館時間:10時~18時(最終入館は閉館30分前)
 ※7月9日(火)、8月25日(日)は9時より開館
 ※8月3日(土)は21時まで開館
観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円)
 ※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
 ※文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き
 ※その他各種割引がございます。詳細はコチラをご覧ください。
※8月25日(日)は文京区内在住・在勤・在学者に限り観覧無料(要身分証明書)

【「とりあえずビール」と、現在では手軽に飲むことができるビール。江戸時代末に日本にもたらされたビールは、明治に入って本格的に醸造され始め、広く飲まれるようになったのは40年代以降のことでした。
 鴎外は、日本ではまだビールが貴重だった明治17年から21年まで、陸軍軍医としてドイツに留学し、本場のビールを楽しみました。留学中の日記『独逸日記』では、鴎外が醸造所やオクトーバーフェスト(ビール祭り)を訪れたり、自ら被験者となって「ビールの利尿作用」について研究していたことが分かります。
こうした鴎外のビール体験は『うたかたの記』(明治23年)などの作品に生かされました。また、同時代の文学者たちもビールを作中に描きました。夏目漱石『吾輩は猫である』(明治38~39年)、太宰治『酒の追憶』(昭和23年)に見られるおもてなしや晩酌としてのビール、高村光太郎『カフエ、ライオンにて』(大正2年)に見られる酒場の様子など、文学作品には明治・大正から現代に通じる様々なビールのある風景が登場します。
本展では、鴎外のビール体験に触れると共に、文学作品に登場するビールのある風景を、所蔵資料から紹介します。この夏、ビールを切り口に文学作品を味わってみませんか。】