『学芸古典文学』第十二号(東京学芸大学国語科古典文学研究室)

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河添房江氏よりいただきました。

ISSN1882-7012_12.jpg

A5判・並製・152頁
平成31年2月15日発行
東京学芸大学国語科古典文学研究室発行

【目次】
巻頭言(黒石陽子)
『万葉集』における「花鳥」と恋情との結びつき--「雄鹿」と「秋萩」との取り合わせを中心に--(孫 瑋)
大伴家持の「賀陸奥国出金詔書歌」における神話表現(山本直輝)
『源氏物語』つながる歌ことば--親の不在・皇族の血統を表す「小萩」--(島本あや)
葵の上の死についての一考察--『源氏物語』における死者の身体へのまなざしと鎮魂--(吉井奈津美)
竹河巻の「冷泉院」について(草場英智)
『源氏物語』における春の夜の闇--薫をめぐる引歌の様相--(糸井満里奈)
「殿などおはしまさで後」章段における定子の語り--「清涼殿丑寅の隅の」章段との比較から--(松本直己)
古浄瑠璃『にたんの四郎』と近松浄瑠璃『百日曽我』--朝比奈三郎義秀の描写に見る二作の共通性--(奥田粋ノ介)
「照を取る昼舟の中」に集う人心--『懐視』における諸国表現--(石田智也)
他者の言葉、他者としての言葉--近松門左衛門『心中重井筒』論--(手塚翔斗)
佐々木喜善と『遠野物語』(篠原千給子)
〈授業実践〉桐壺巻「肌寒し」「涼し」及び若紫・賢木・若菜上巻「冷やかなり」に着目して(山際咲清香)