2019年度 宣長十講「古典をよむ、今を見る」(本居宣長記念館)(2019年5月18日〜2020年3月21日、全10回。受講料 1,000円(10講分資料代)/1回聴講は100円、要申し込み) 

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.norinagakinenkan.com/jyukkou.html

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※申込は上記公式サイトをご確認ください。

【古典をよむ、今を見る

 古典研究者・本居宣長とともに、古典の世界へ踏み込んでみましょう。
 古くから、毎年6月と12月に宮中や各神社で行われる「大祓」。その際宣読される「大祓詞」にはどんな効果があるのか。そもそも、宣長はなぜ『古事記』を選んだのか。『古事記』を研究する宣長は古典研究の一環として『風土記』を大いに活用しました。1000年前の古典と格闘する宣長は、どのように『風土記』を読んだのでしょう。
 また、古典研究の師・賀茂真淵に、宣長は「古風歌を詠みなさい」と指導を受けました。『古事記』の真実を知りたいなら、今風の流行歌ではだめだというのです。昔の歌を手本にして歌を詠むと、一体何がいいのでしょうか。
 また、吉野飛鳥の史蹟探訪をした宣長の『菅笠日記』。古典を旅するってどういうものでしょう。宣長といっしょに、古代世界へ旅行に行ってみましょう。
 なお、新天皇陛下の御即位にともない、宣長が『古事記伝』初帙を献上した光格天皇の話も伺います。聞き終わった頃には、宣長は古典を研究しながら、自身が生きる「今」を見つめていた――そう感じていただける十講です。】

2019年度 宣長十講  宣長の世界 
1、日 程
 2019年

5月18日
第1講 (土) 王朝貴族たちのくらしの様子 ~類聚雑要抄図巻から~
斎宮歴史博物館 岸田早苗 先生

6月15日
第2講 (土) 和歌に学び、和歌に遊ぶ ―宣長の歌道精進―
国文学研究資料館 神作研一 先生

7月20日
第3講 (土) 古典を口語訳することの大切さ
     -鈴木朖『論語参解』を例として-    
同朋大学 石川洋子 先生

9月21日
第4講 (土) 『菅笠日記』にみる宣長の「古典」
天理大学 西野由紀 先生

10月19日
第5講 (土) 宣長の祝詞注釈 ―大祓詞を中心に―
皇學館大学 秦昌弘 先生

11月16日
第6講 (土) 天皇の仏教信仰と宣長 ―『続紀歴朝詔詞解』を手がかりに― 
中村元東方研究所 森和也 先生

12月21日
第7講 (土) 宣長と風土記
千葉大学 兼岡理恵 先生

 2020年

1月18日
第8講 (土) 古典をよむ、今を見る
本居宣長記念館 吉田悦之 先生

2月15日
第9講 (土) 『古事記』を読み、今を知る ―『古事記伝』の「直毘霊」―
國學院大學 森瑞枝 先生

3月21日
第10講 (土) 光格天皇と宣長
大手前大学 盛田帝子 先生