国立歴史民俗博物館 編『〈総合資料学〉の挑戦 異分野融合研究の最前線』、『 歴史研究と〈総合資料学〉 分野を超えた共同研究が歴史学を切り拓く』(吉川弘文館)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

国立歴史民俗博物館・メタ資料学研究センターさまより頂きました。

ISBN9784642038669.jpg

出版年月日 2017/02/28
ISBN 9784642038669
判型・ページ数 A5・192ページ
定価 本体3,200円+税

版元公式サイト
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b279180.html

全国の大学や博物館が所蔵し、生み出してきた多種多様な資料。それらを学問の領域を超えた新たな視点で把握し、デジタルデータとして結びつけ、有機的に活用する異分野融合型研究「総合資料学の創成」。大学と博物館・図書館等の連携、デジタル技術を核とする次世代の歴史研究など概要と実践例を紹介し、今後の課題を示したシンポジウムの記録集。

目次
序/本論集の趣旨...西谷 大/総合資料学の創成にむけて...久留島 浩/「地域の学術文化の復興」と総合資料学―東日本大震災における資料保全活動の体験から...三上喜孝/コラム1 戦後(1945-1953)の沖縄の博物館づくり―資料収集はいかに行われたか...園原 謙/総合資料学の射程と情報基盤...後藤 真/京都大学研究資源アーカイブにおける研究資料情報の共有...五島敏芳・戸田健太郎/コンピューターによる時間情報の記述と活用...関野 樹/東京大学史料編纂所の編纂とその事業にともなうデータベース...山田太造/コラム2 「古代の百科全書」としての『延喜式』―異分野からの『延喜式』研究の歩み...小倉慈司/博物館資料を多角的に読む―風景写真を事例に...青山宏夫/資料の自然科学分析―土器付着物と民族資料...渋谷綾子/コラム3 小判の色付―人文科学と自然科学からみた江戸時代の職人技...齋藤 努/総合資料学の未来を考える―パネルディスカッションから...西谷 大

---

ISBN9784642038720.jpg

出版年月日 2018/02/28
ISBN 9784642038720
判型・ページ数 A5・208ページ
定価 本体3,200円+税

版元公式サイト
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b345410.html

歴史資料を多面的に検証し、その情報を蓄積・発信・還元することをめざす〈総合資料学〉。古文書や絵画資料、刀剣、貨幣などを題材にした、研究の具体像に迫る多数の実践例を紹介する。自然科学や民俗学、デジタル技術など、分野の垣根を越えた共同研究によって得られる、多彩な新知見の数々。総合資料学が切り拓く、歴史研究の新たな可能性とは。

目次
はじめに...久留島浩/日本における人文情報学の全体像と総合資料学...後藤 真/Ⅰ デジタルデータの研究活用(洛中洛外図屛風をデジタルで読む―人物データベースの試み...小島道裕/江戸図屛風を起点に他の風景と比べたら何がわかるか?...鈴木卓治・大久保純一/コラム1 総合資料学とフィールド調査...西谷 大・島立理子)/Ⅱ 資料の多角的分析による研究実践(正倉院文書の複製を活用する―古文書を多角的に分析する1...小倉慈司/民俗研究における文書の扱い―古文書を多角的に分析する2...小池淳一/顕微鏡を用いた古文書料紙の自然科学分析の試み―古文書を多角的に分析する3...渋谷綾子・小島道裕/コラム2 人物研究と文書・写真・墓石...樋口雄彦/江戸末期の風刺画に見る妖怪表現...大久保純一/日本刀の刀身を作る...齋藤 努/民俗学からみる貨幣...関沢まゆみ)/まとめにかえて......関沢まゆみ