藤本英二『教科書の森を散歩する―高校国語の新しい風景その(3)―』『教科書の森を散歩する その(3)・別冊付録 教科書検定資料を読んでみた』

藤本英二様よりいただきました。
『教科書の森を散歩する―高校国語の新しい風景その(3)―』
発行日:2025年6月25日
A4判型・並製・186頁
【目次】
はじめに ―これまでの経緯、 表記、 用語について―
《参考》 高校国語教科書一覧
第一部 教科書散策日誌 2024年11月~2025年6月
第二部 「現代の国語」全17冊を読む
I 「現代の国語」はどんな科目なのだろう?
II 「現代の国語」を読む前に
(1) 教科書を買う
(2) 採択数を比較する
(3) 「現代の国語」は「国語表現」 の焼き直しなのか
(4)単元名を比較する
(5) 教科書から作者が消えて行 ―作品の減少、解説の増加―
III 17冊をどう読んでいくか? ―読み方を工夫する―
(1)フラッグシップモデルを探せ
(2)第一学習社の場合 ―4冊の違い―
(3) 数研出版の場合 ―3冊の違い―
(4) 東京書籍の場合 ―3冊の違い―
(5) 三省堂、 大修館書店の場合
(6)10冊と7冊を読み分ける
IV 解説教材を読む
(1)フラッグシップモデル 10点の解説教材を一覧表にする
(2) 言語活動項目をチェックする
A 話す・聞く
議論・討議
発表
・修学旅行のプレゼンテーションを比較する
B 書く
手順書、説明資料の例
・四つの料理レシピを比較する
C 読む
実用的な文章
・公園のバリアフリー、
・ヒトゲノム研究に関する基本原則
・新聞記事からバリアフリーを考える
複数の文章 (異なる形式)、 図表等を伴う文章
・片山敏孝「人が死なない防災」 について
・「地域再生・活性化に関する全国自治体アンケート調査」 について
V 作品教材を読む
(1)最初の教材は何か?
(2)新しい教材
(3)作品は編集されて教材になる
①伊藤亜紗 「記憶する体」
②斎藤亜矢 「ルビンのツボ」
③鷲田清一 「他者を理解するということ」と「わかろうとする姿勢」
④岡真理 「開かれた文化」 と 「「文化が違う」とは何を意味するのか」
(4) 山崎正和 「水の東西」 の教材化を検討する
A定番教材としての「水の東西」
B単元と教材の関係
C本文の書き換え問題
Dパラテクストの問題
a設問及び言語活動への誘導
b解説、 コラムについて
c挿絵、 口絵について
(5) 「現代の国語」 と小説掲載問題
パート1 2020年度検定結果について
パート2 2024年度検定結果について
VI 語り残した7冊について
VII 教科書で見つけた素敵な作品
あとがき
付録
①「現代の国語」 全17点目次一覧
②「現代の国語」 作家・作品別一覧
『教科書の森を散歩する その(3)・別冊付録 教科書検定資料を読んでみた』
発行日:2025年7月10日
A4判型・並製・38頁
【目次】
I 行くぞ和歌山、 「くろしお」に乗って編
―検定資料公開の会場を訪ねて―
II 古巣、尼崎市立教育総合センター再訪編
―合格した「現代の国語」 (2026年度使用開始) をチェックする―
III 「現代の国語」 に小説が載るには
―公開された検定資料から分かったこと―
IV 小説を主教材にして検定意見がついた
―筑摩書房、桐原書店の場合―
V 小説を参考として載せても検定意見がついた
―数研出版の場合―
VI 小説を掲載して検定意見がつかなかった三社
―東京書籍、大修館書店、第一学習社の場合―