2025 高岡万葉セミナー「折口信夫と万葉集」藤原茂樹 氏(館長)・多田 一臣 氏(東京大学名誉教授)(令和7年9月6日(土)13時~16時25分、高岡市万葉歴史館講義室)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://tinyurl.com/y4k6cm7c

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


●第 1 講 13:10 ~ 14:40
「万葉集と折口信夫
 -巻十七講義録(未公開)に残された折口の見識 -」藤原茂樹館長

昭和 11 年、慶應義塾大学にて折口信夫が行った「万葉集巻十七」講義は、長らく池田家にて未公開のまま保管されていた。これは万葉学および民俗学にとって、極めて貴重な記録である。
今回のセミナーでは、折口の二人の弟子の池田弥三郎と戸板康二による講義筆記録をもとに、幻の講義を復元する試みを通じて、折口の学術的洞察に光を当てる。

●第 2 講 14:55 ~16:25
「折口名彙から見る『万葉びと』の世界像」多田 一臣氏(東京大学名誉教授)     
        
折口信夫には、折口独自の思念が付与された学術用語が存在する。それを折口名彙と呼んでいる(命名者は池田弥三郎氏)。「万葉びと」というのもその一つだが、ここでは恋歌にかかわる折口名彙を手掛かりに、「万葉びと」の心性を探ってみたい。たとえば「いろごのみ」という言葉。『万葉集』にこの言葉は見えないのだが、「万葉びと」の世界像を知る上で大きな意味をもつ。そのあたりを手掛かりに、標題としたところに迫ってみたい。


●受講料 2000円(学生1000円)
●定 員 先着120名

特別企画展「折口信夫の能登・越中」開催中
令和7年7月16 日(水)~9月15日(月・祝)