国立国語研究所 第153回 NINJALコロキウム「日本語教育のための文法研究をめぐって ―「しよう」と「しましょう」は文体の違いなのか?」 前田 直子 (学習院大学 教授)(2025年7月22日 (火) 15:10~17:10、国立国語研究所 多目的室 、ハイブリッド)

研究会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.ninjal.ac.jp/events_jp/20250722a/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
開催期日
2025年7月22日 (火) 15:10~17:10
開催場所
対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
参加申し込み
対面 (国立国語研究所 多目的室) で参加を希望される方は、開催前日までに、来所者専用事前登録フォーム からお申し込みください。オンライン (Web会議サービスの「Zoom」) で参加を希望される方は、オンライン参加者専用事前登録フォーム にてお申し込みください。
来所者専用事前登録フォームからお申し込みいただいた方には、後日、担当からメールにて、所内に入るための手続きをご案内します。
オンライン参加者専用事前登録フォームにてお申し込みいただいた方には、お申し込み後ただちに、参加に必要な情報がメールで自動送信されます。
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講師
前田 直子 (学習院大学 教授)
専門領域
現代日本語文法、日本語教育文法
主要業績
- 『日本語の複文-条件文と原因・理由文の記述的研究』くろしお出版 (2009) pp.1-276
- 「条件表現4形式使い分けルールの簡略化-日本語教育のための日本語研究をめざして」『日本語文法』20-2 (2020) pp.40-56
- 「大学入学志望理由書作文に出現した「〇〇大学に入りたいです。」をめぐって-量的な観点から-」『学習院大学大学院日本語日本文学』第19号 (2023) pp.(17)108-(45)80
- 「日本語母語話者は「~たいです。」をどのように使用しているか-BCCWJ調査結果から-」『学習院大学大学院日本語日本文学』第20号 (2024) pp.(1)92-(16)77
講演主旨
普通体の「しよう」は、動詞の意志形、あるいは勧誘形、あるいは意向形と呼ばれ、その丁寧形は「しましょう」であると一般に考えられている。そして初級日本語教育でも両者は文体の違いとして導入される。だが、両者の違いは文体の違いだけなのだろうか。そこに意味・用法や機能の違いはないのだろうか。
この講演では、先行研究として「したい」と「したいです」の違いに関する研究を参照し、「しよう」と「しましょう」の違いを分析する。そして、母語話者・非母語話者を対象とした作例調査に基づき、日本語教育に役立つ「しよう」と「しましょう」の記述の在り方について考察する。
キーワード
講演会、オンライン開催、NINJALコロキウム、現代日本語、日本語教育、語彙・意味、文法、待遇表現