全国大学国語教育学会(三重大会)公開講座:研究にもとづく授業づくり②「古文教材を素材として」(2025年6月22日(日)14:00〜17:00、Zoom)※要申し込み

研究会情報です。
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https://tinyurl.com/5n7ejhhm
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公開講座
研究にもとづく授業づくり ②
古文教材を素材として
2025.6.22(Sun)/14:00-17:00
(学会日程とは別日にオンライン開催します)
司会・進行
池田匡史(岡山大学)
話題提供者
八木雄一郎(信州大学)
菊野雅之(早稲田大学)
有馬義貴(奈良教育大学)
井浪真吾(京都外国語大学)
会場:Zoom
※ アーカイブ配信はありません
※ 画面の録画はご遠慮ください
日 程
2025年6月22日(日)
開会あいさつ 14:00-14:02 (2分)
講師紹介 14:02-14:05 (3分)
司会・進行による趣旨説明 14:05-14:10 (5分)
話題提供1 14:10-14:35 (25分)
話題提供2 14:35-15:00 (25分)
休憩 15:00-15:10(10分)
話題提供3 15:10-15:35 (25分)
話題提供4 15:35-16:00 (25分)
休憩 16:00-16:10 (10分)
ディスカッション 16:10-16:50
司会・進行によるまとめ/次回の予告 16:50-17:00 (10分)
※一部変更する可能性があります。
趣 旨
本企画は、越谷大会から始まった公開講座企画「研究に基づく授業づくり」の第二回である。第一回では、「研究」と「授業」との関係を問い直すのに適した素材として戦争文学教材を取り上げ、「どのような研究、実践の蓄積があるのか」「研究に基づいて、戦争文学に関する教育をどのように変えられるか」ということが議論された。第二回目でも、同様に「研究」と「授業」との関係を問い直すのに適したものとして古典教材、とりわけ古文教材に焦点化する。
古典教育に対しては、様々な側面からの議論がなされてきた。たとえば古典文学研究の立場から、国語教育においては古文テキスト観の更新が十分ではないという指摘があり、それに伴って、国語教育学研究としても古典文学研究と古典教育研究を架橋することで、具体的実践の新たな可能性を切り拓くことができるのではないかという提案が生まれている。ただし、これまでの授業実践において、新たな可能性を感じさせる実践がなかったかというとそうではない。教科内容学研究・教科教育学研究、そしてその延長にある日々の教員による「教材研究」にあっても、参照すべき「研究」がなされてきた。それらの「研究」の意味や価値を意味づけてきた研究者から、日々の授業づくりのヒントとなるような情報や考え方を、「研究」の立場から提示できないか、またそれを受けて会員内外の参加者と議論を深め、新たな古文教育の可能性を見出せないかというのが本公開講座の趣旨である。
過去の実践史、同じ教材であっても多様なアプローチが想定されるということの具体、学習者と古文教材をつなぐ観点、資質・能力に関する議論との関連など、古典教育をめぐる様々な側面を議論の俎上に載せることで、古文教材を対象にした「研究に基づく授業づくり」像に迫っていきたい。