ブックレット〈書物をひらく〉34 神作研一『江戸の通信添削 美濃加治田平井家のものがたり』(平凡社)

人間文化研究機構 国文学研究資料館さまよりいただきました。
公式サイトはこちら。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b658077.html
価格(税込):1650円
発行日:2025年3月24日
A5・並製・96頁
ISBN:978-4-582-36474-3
【内容】
本書は夜明け前の「前」の話であり、江戸時代に脈々と息づいていた〈みやび〉の種々相のひと齣。美濃加治田の豪商平井冬音たちによる歌道研鑽のものがたりを追跡する。
【目次】
凡例
はじめに
一 美濃加治田平井家歴代の文芸愛好 初代信正・第七代吉音・第八代冬音・第九代冬秀・第十代公寿・第十一代貞誠
『俳諧恒之誠』
平井家歴代の事績
清水寺菊合『扇の伝』
歌学相伝 徒然草を学ぶ
松浦寛舟
美濃歳旦帖
見爾追悼『別れ霜』
二 江戸のみやび
江戸の雅俗
和歌史の十七―十八世紀
添削という営為
三 加点詠草一覧
加点詠草とは何か
加点詠草一覧表
冬音、歌学びの始発
点取和歌
四 点者たち
七人の師
五 上方地下の詠歌作法
二種の加点詠草
同じ作品を点者はそれぞれどう添削したか
おわりに
あとがき
主要参考文献
掲載図版一覧