シンポジウム「大江健三郎を再読する──ジェンダーとセクシュアリティの観点から」(2025年3月9日(日)14:00~17:00、早稲田大学戸山キャンパス32号館128教室+オンライン)※要申込
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詳細・申し込みは以下サイトより
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdOl2QJZGHc4N-E2HBqGSu32VZb-et6Dti63JgktKWsMmQMmQ/viewform
シンポジウム「大江健三郎を再読する――ジェンダーとセクシュアリティの観点から」
大江健三郎は詩的な想像力によってこの世界のあり方を見つめた作家であり、社会的な出来事について自らの小説で描き続けた作家でもある。大江の小説の中には社会における抑圧が生じるメカニズムそのものが描かれてきた。1980年代になると、大江はそれまで語ることができなかった人々が自らについて語るための場を創出するような小説を書こうとする。本シンポジウムでは、初期の大江の小説から晩年の様式までを含むかたちで、登壇者に発表してもらい、広く参加者とも討議したい。鍵となるのは、大江健三郎の小説における、男性たちの同質的な結びつき、ホモソーシャルな共同体について分析をし、それらの中で、女性やマイノリティがいかに表象されてきたか、あるいは表象されえなかったかについて明らかにすることである。また、語れないできた人々のナラティヴをいかにつくれるのかについても検討したい。
開催日時 2025年3月9日(日)14:00~17:00(開場13:30)
定員 80名(zoomリアルタイム配信あり。アーカイブはありません。申し込み必須。zoomでの字幕あり。*下に申し込みフォームがあります。お手数でございますが、ご登録、何卒よろしくお願い申し上げます)
開催場所 早稲田大学戸山キャンパス32号館128教室
・早稲田大学戸山キャンパスアクセス
https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
・UD(ユニバーサルデザイン)マップ
https://www.waseda.jp/inst/diversity/support/accessibility-map/
登壇者(五十音順)
岩川ありさ(早稲田大学文学学術院准教授)
佐久本佳奈(日本大学文理学部国文学科助教)
島村輝(フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授)
中谷いずみ(二松学舎大学文学部国文学科教授)
タイムスケジュール
14:00-15:00 発表(佐久本佳奈、中谷いずみ、島村輝、岩川ありさ)
15:00-15:10 休憩
15:10-16:00 登壇者間の討議
16:00-16:10 休憩
16:10-17:00 会場討議
主催:大江健三郎の小説における多様な女性たちの語り―性別越境を視座として
(研究代表者:岩川ありさ)研究課題/領域番号23K12094