「私」から考える文学史の会:公開シンポジウム「引用する〈私〉、引用される〈私〉」(2025年2月16日(日)10時30分〜17時00分、大正大学 1号館2階大会議室)
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公開シンポジウムのお知らせ
日時:2025年2月16日(日) 10時30分〜17時00分(終了予定)
場所:大正大学 1号館2階大会議室(東京都豊島区西巣鴨3-20-1)
テーマ:引用する〈私〉、引用される〈私〉
文学テクストには、引用によって作られる〈事実らしさ〉がある。とりわけ、〈自己語り〉の場合は、作者・読者・メディアなど、それぞれのレベルで形成された<事実らしさ>が結びつき、更新を重ねていく。例えば、作者自身が、文学テクストの中で、自己や他者の書簡や日記を引用することもあるだろう。あるいは、文学テクストの受容に際し、帯文や広告といったパラテクストが参照され意味を持つこともあるだろう。引用する主体と、引用されるものとはどのように手を組んで〈事実らしさ〉を演出していくのだろうか。国や言語を越えて、多角的な視点から多くの事例を見て行く。
スケジュール:
【午前】 10時30分〜
姜宇源庸(韓国:CATHOLIC関東大)
「古山高麗雄の私小説における歴史性の問題―引用する回想と引用される物語―」
吉田安岐(フランス:フランス国立東洋言語文化大学[INALCO])
「金石範の自作引用、マイノリティ作家としての戦略」
李漢正(韓国:祥明大)
「自伝的小説」と文体―柳美里の『水辺のゆりかご』を中心に―」
質疑応答
[休憩]
【午後】13時30分〜
張文薫(台湾:台湾大)
「中村地平と熱帯の「私」」
周硯舒(中国:内蒙古大学)
「鲁敏のフィクションとノンフィクションの手法」
[休憩]
ユスティナ・カシャ(西南学院大学)
「自己(再)創造の空間―日記文学とjournal intime」
クリス・ローウィー(アメリカ:カーネギーメロン大学)
「 自己言及としての振仮名? 円城塔『文字渦』を試論に」
質疑応答
[休憩]
全体討議