国文学研究資料館共同研究《相愛大学「春曙文庫」に関する研究―書物と人》第四回 春曙文庫セミナー(2025年3月8日(土)13:30~16:00、相愛大学 南港学舎 4号館 401教室)※要申し込み・2025年2月28日(金)17:00まで(先着順)

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セミナー情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nijl.ac.jp/news/img/ssokenlecture2025_syunsyo.pdf
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

国文学研究資料館共同研究
《相愛大学「春曙文庫」に関する研究―書物と人》
第四回 春曙文庫セミナー

『枕草子』が誘う古典の世界
相愛大学の春曙文庫は、本学教授であり、『枕草子』研究の第一人者であった田中重太郎(1917~1987)の旧蔵書を核とした貴重書のコレクションです。田中は研究のため、『枕草子』の諸本および注釈書、関連する書籍を中心に蒐集しました。春曙文庫にはほかにも、大学に以前よりあった資料や、元学⾧の今小路覚瑞、短期大学教授の柿谷雄三の旧蔵書なども収められていますが、その内容は平安文学から近代文学にまで多岐にわたります。このセミナーでは、研究者たちの人的なつながりや、蔵書の興味・関心の有り様によって集められた春曙文庫の貴重書を紹介します。

開催日 2025年(令和 7年)3月 8日(土曜日)13:30~16:00 ※開場 13:00
場 所 相愛大学 南港学舎 4号館 401教室
司 会 山本和明(国文学研究資料館教授)
ご挨拶 千葉真也(相愛大学教授)

定員50名 受講料 無料
事前申込制 先着順(定員になり次第〆切とします)

基調講演 60分
中西健治 (元立命館大学文学部教授)「春曙文庫から学んだこと」
講演者紹介:相愛大学・立命館大学元教授。平安時代後期の物語を中心に研究。『浜松中納言物語の研究』(大学堂書店 1983年)『平安末期物語攷』(勉誠社 1997年)『浜松中納言物語全注釈 上/下』(和泉書院 2005年)等の著書の他、清少納言に仮託された偽書『松嶋日記』についての論文「松嶋日記の研究(本文・校本編)」(「相愛大学研究論集」14-1)がある。田中重太郎の信頼厚かった鈴木弘道を継承して『枕冊子全注釈』を完成させた。

―休憩―

研究報告 各20分
講師 飯田 実花(大阪大学大学院・博士後期課程)
「春曙文庫の『源氏物語』―聖護院道澄ほか筆『源氏物語』五十三帖・近衛信尹筆「光源氏 由免濃有喜八之」を中心に―」
講師 阿尾 あすか(相愛大学准教授)
「伝説の清少納言 --春曙文庫の蔵書から--」

展示観覧・紹介 30分 展示室に場所をうつして、資料の解説をいたします