井原西鶴/中嶋隆(訳)『世間胸算用』(光文社古典新訳文庫)

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中嶋隆さまよりいただきました。

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公式サイトはこちら。
https://www.kotensinyaku.jp/books/book405/

定価:1,078円(税込)
ISBN:978-4-334-10531-0
発売日:2024.12.11
文庫判 ページ数 232p

【目次】
序文
巻一
問屋の見栄張り女房(問屋の寛闊女)
昔もらった長刀の鞘を質種に(長刀はむかしの鞘)
稀少な伊勢海老は春の紅葉(伊勢海老は春の栬もみじ)
手紙を届ける鼠(鼠の文づかひ)
巻二
会費は銀一匁の講仲間(銀壱匁の講中)
嘘も只では通らない茶屋(訛言も只はきかぬ宿)
なるほど、倹約が大切(尤始末の異見)
支払いの済まない門柱(門柱も皆かりの世)
巻三
都の顔見せ歌舞伎(都の㒵かほ見せ芝居)
年末の餅花は見栄えがする(年の内の餅ばなは詠め)
小判が寝姿ほどあらわれる夢(小判は寝姿の夢)
神様さえ見当違い(神さへお目違ひ)
巻四
闇夜の悪口(闇の夜のわる口)
奈良の土間竈(奈良の庭竈)
亭主の入れ替わり(亭主の入替り)
長崎名物の柱餅(長崎の餅柱)
巻五
大晦日の夜市(つまりての夜市)
筆の軸を工夫したすだれ(才覚のぢくすだれ)
平太郎殿の讃談(平太郎殿)
繁盛の江戸出店(長久の江戸棚)

解説 中嶋隆
年譜
訳者あとがき