金沢大学人間社会研究域附属 グローバル文化・社会研究センター:「長い災後」に向けて ―― 被災後の時間と記憶を考えるワークショップ(2025年1月7日(火)15:00-18:00 (台湾時間14:00-17:00)、角間キャンパス総合教育棟5階D4教室+オンライン)※要申し込み(Zoomのみ)
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●公式サイトはこちら
https://sgcs.w3.kanazawa-u.ac.jp/news/342
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
タイトル:
「長い災後」に向けて ―― 被災後の時間と記憶を考えるワークショップ
日程:
1/7(火) 15:00-18:00 (台湾時間14:00-17:00)
実施方式(ハイブリッド開催):
・金沢大学内会場:角間キャンパス総合教育棟5階D4教室
開催趣旨:
災害はローカルなコミュニティをさまざまな形で強制的に変化させてしまう。被災コミュニティに対しては、発災直後の急性期より外部からの資源投入が行われ、続く復旧期には住宅再建・インフラ再生に向けた技術的なプロジェクトがすすめられていく。もちろん物理的な施設が旧に復することで直ちに災害が終結するわけではない。人々は災害を契機に変化した各自の生活と社会関係を新たな安定状態に向けて調整していかなくてはならない。そしてこの調整の過程は、大規模な外部資源投入・技術的介入が終わったあとも、十年以上のきわめて長いスパンで続いていく。本ワークショップでは、被災コミュニティの人々が災害を期に巻き込まれていく複数のタイムスパン=「時間」と、人々が災害前・災害後を自らのタイムスパンのもとで改めて理解し直していこうとする試み=「記憶」に着目して、「長い災後」について考えてみたい。
パネリスト1:
呂怡屏(国立台湾歴史博物館)
「八八水害十五年を振り返って──記憶を繋ぐ場としての博物館」
パネリスト2:
横山智樹(日本学術振興会PD)
「原発災害後の被災集落再編プロセス──「復興」と「時間」の交錯から」
コメンテーター:
洪郁如(一橋大学大学院社会学研究科)
久保豊(金沢大学国際学系、人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センター)
原田魁誠(金沢大学経済学系、人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センター)
司会:
前野清太朗(金沢大学人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センター)
主催:
金沢大学人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センター グローバル・レジリエンス部門
共催:
日本学術振興会科学研究費助成事業 基盤研究(B)「台湾におけるパブリック・ヒストリーの実践と日台の歴史認識:越境する視座の構築」