日仏会館・フランス国立日本研究所:「架空の人物の記憶ーナラティヴィティの断片と物語の課題」(2024年12月06日(金) 18:00〜20:00、601会議室)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.mfj.gr.jp/agenda/2024/12/06/2024-12-6_francoise_lavocat/index_ja.php
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

日時: 2024年12月06日(金) 18:00〜20:00
場所: 601会議室
講演者: フランソワーズ・ラヴォカ(ソルボンヌ・ヌーヴェル 大学・フランス大学学士院)

架空の人物の記憶に関する世界規模の調査(その方法論を講演会の冒頭で簡単に紹介する)の結果から、回答者がアンケートの専用スペースに時折残したコメントを通じて、この結果が登場人物との関係性に関してどんなことを明らかにしているかに焦点を当てたいと思う。これは私が「ナラティヴィティの断片」と呼んでいるもので、インタビューをした人、その人の世代、文化的背景によってかなり偏っている。これらのナラティヴィティの断片は、さまざまな国で実施されたアンケートをもとに作られた、より発展した、時には対立と矛盾に満ちた物語を指すこともある。一方、「大きな物語(grand récit)」については、これらの異なる部分的な物語を適用し、一般的結論を導き出すもので、パネルの相対的狭さと異質性から、文化的普遍性、さらに「人々の精神」に関する考察を禁じている。したがって、アンケートの公平性に頼りたくなるが、これらは格差と極めて異なる状況を覆い隠す。私は、これらの結果を最も正確且つ控えめに解釈できる方法を特定しようと試みる。