国立歴史民俗博物館:第456回 講演会「歴史の未来を見据える-情報技術・AIと歴史学-」(2024年11月9日(土)13:00~15:00、歴博講堂)

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/event/2024_kouen_456.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

開催要項

日程
2024年11月9日(土)

時間
13:00~15:00

場所
歴博講堂

講師
後藤 真(本館研究部准教授)

定員
240名

参加費
無料

※令和6年度の歴博講演会は、事前申込み制を取りやめます。参加をご希望の方は、当日、直接会場までお越しください。先着順で対応させていただき、定員を超えた場合は聴講をお断りする場合がございます。予めご了承ください。なお、入場開始は12:30ごろを予定しております。

講演趣旨

歴史研究に情報技術を適用する方法とはどのようなものがあるのでしょうか。歴博は、かつてより、データベースを多く作り、それらを歴史研究に活用する方法を模索してきました。

そもそも、歴史学だけではなく、人文学研究にコンピュータを応用する試みは比較的古くからあり、情報学の中でも重要なトピックの一つでもありました。この講演会では、データベースというものが、どのような存在として歴史学の中に存在していたか、そしてそれがどのように変化・進化を遂げてきたのかを、今回の企画展「歴史の未来」の展示とともに説明します。

そして、現在のコンピュータ社会を考える上では、AIを欠かすことはできません。AIと呼ばれる技術は、現在の社会に大きなインパクトを与えています。とりわけ、生成AI、それもテキスト生成AIと言われるしくみは、私たちに大きなインパクトを与えました。このAIは歴史学や歴史叙述、歴史理解にどのような影響を与えるのでしょうか。「歴史の未来」展では、触れることがあまりなかった、このAIについても、展示の「続き」として、触れていきます。歴史学や歴史の未来は、このような高度情報化社会の中でどのようなものになっていくのでしょうか。ともに考えていく機会となればと思います。