近代日本の日記文化と自己表象:第42回研究会(2024年10月12日(土)13:30~17:30、明治学院大学白金キャンパス+オンライン)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://diaryculture.com/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

「近代日本の日記文化と自己表象」第42回研究会

【開催日時】
 2024年10月12日(土) 13:30-17:30

【開催場所】
対面を基本としたハイブリッド開催(対面:明治学院大学白金キャンパス、オンライン:Zoom利用)

【研究会次第】
1. 報告と展望(13:30-14:00)
  ※参加者自己紹介の時間を設ける予定です
2. 研究発表(14:10-17:30)
「西川祐子『日記をつづるということ』を読み返して----その意義と残した課題」(松薗斉、愛知学院大学文学部歴史学科教授)
「「日記文化」研究の礎を確かめ、更なる展開を構想する----西川祐子『日記をつづるということ』・福田秀一『文人学者の留学日記』の意義を再考しながら」(田中祐介、明治学院大学教養教育センター専任講師・国立歴史民俗博物館特別客員准教授)


【みなさまぜひ奮ってご参加ください。研究会の開催形態は、今回も「対面開催を基本としたオンライン併用」とさせていただきます。対面でご参加くださるみなさまには、懇親会のご参加希望も事前に伺います。

ご多用のところ恐縮ですが、10月9日(水)までにご参加の可否(ご参加の場合は参加形態も)をお知らせいただければ幸いです。受付フォームを設けましたので、お手隙の折にご記入ください。なお、懇親会にもご参加くださるみなさまは、会場予約の都合上、10月2日(水)までにフォームにご記入いただけると大変ありがたいです:
https://forms.office.com/r/6KETRRe8gt
今回は西川祐子さん(京都文教大学名誉教授)の追悼企画でもあります。『日記をつづるということ』の著者である西川さんは、大変残念なことに今年6月12日にご逝去されました。

同書は日記の内容分析だけではなく、書くという習慣の形成、「国民教育装置」としての日記の位置づけ、書く媒体である日記帳の体裁も分析に含めるなど、現在進める「日記文化」研究の重要かつ貴重な先行研究であり、多くのことを学びました。西川さんのご研究がなければ、「日記文化」研究の進め方も全く違ったものになったことでしょう。

今回はまた、2014年9月20日に第一回研究会を開催した、当会の10周年の節目ともなります。私が「日記文化」研究を始まる背景には、日記資料を蒐集されていた恩師・福田秀一氏(国文学研究資料館名誉教授、国際基督教大学元教授)の資料コレクションと著作がありました。西川さんのご研究とあわせ、研究活動の礎を確認し、さらなる展開を構想する機会としたいと思います。

このたびの企画は日本中世の日記研究を推進される松薗斉さん(愛知学院大学)と協議して決定しました。松園さんが長年運営される「日本人と日記」研究会の初回の話者もまた、西川祐子さんでした。松薗さんは、日記研究の立場から見た西川さんのご研究の意義と課題について、ご報告くださる予定です。

田中は上述の通り、研究会の来し方を総括し、さらなる展開を構想すべく、新たな研究の諸案を提示したいと思います。】