天理大学附属天理図書館:開館94周年記念展「芭蕉の根源-北村季吟生誕四百年によせて-」(2024年10月23日(水)~12月2日(月)、天理参考館3階企画展示室)
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●公式サイトはこちら
https://www.tcl.gr.jp/2024/08/19/post-7059/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
会期 :2024年10月23日(水)~12月2日(月) 【休館日】毎週火曜日(ただし11/26は開館)
時間 :9:30〜16:30(入館は16:00まで)
会場 :天理参考館3階企画展示室 (〒632-8540 奈良県天理市守目堂町250)
入場料:大人 500円 団体(20名以上) 400円
小中高生 300円(学校団体の見学は無料・事前申込が必要)
障がい者とその介護者1名は無料
(障がい者手帳またはミライロIDなどをご提示ください)
主 催:天理大学附属天理図書館
後 援:奈良県・天理市・天理市教育委員会・天理市観光協会・歴史街道推進協議会
協 力:天理大学附属天理参考館
【記念講演】
佐藤勝明 氏(和洋女子大学教授)
「北村季吟の俳諧とその影響力」
■2024年11月23日(土・祝) 13:00開場 13:30開演
(11:00より天理参考館入口にて整理券配布)
■会場:天理参考館研修室
■定員100名 要入館券
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ご挨拶
今年、生誕400年を迎える北村季吟。
江戸時代前期を生きた季吟は、源氏物語の『湖月鈔』、枕草子の『春曙抄』など、古典の注釈書を多く著しました。それらが広く、そして明治時代にいたるまで長く読み継がれてきたことで知られている人物です。彼は医を修め、俳諧師としても一門をなし、晩年には江戸幕府の初代歌学方にも就いた、まことに多才なひとかどの文化人でもありました。
そして、その俳諧の一門のなかに松尾芭蕉がいます。
古典や和歌を通じた人格錬磨を俳諧師にも求めた季吟。その門から出でて風雅を追求し、師風を離れて独自の世界を築いた芭蕉。
本展覧会では、季吟と芭蕉の自筆資料を中心に展示し、この師弟の人生を辿ります。
出品目録
1 柿本講式 松永貞徳・北村季吟各筆
2 貞徳画像 宮川松堅画・季吟賛
3 貞徳誹諧式目歌 季吟筆
4 連歌新式追加并新式今案等 北村宗龍筆
5 山崎宗鑑影開百韻 貞室筆
6 山之井 刊本(季吟著)
7 貞徳三十三回忌勧進和歌三十首 臼井定清筆
8 寛文七年歳旦 季吟筆
9 花千句 刊本(季吟等著)
10 夢想之連歌 季吟筆
11 季吟点誹諧独吟百韻 季吟自筆点
12 六玉川 季吟等各自筆
13 季吟書簡 観音寺宛 季吟自筆
14 残雪 季吟自筆
15 嵐山石銘・盆山記 義諦・季吟各自筆
16 濠梁庵記 季吟自筆
17 吸江軒記草稿 季吟自筆
18 吸江軒記 季吟自筆
19 参宮記 季吟自筆
20 疏儀荘記 季吟自筆
21 歌誹難易文 季吟自筆
22 拾穂軒当座和歌 季吟自筆
23 誹諧用意風躰 刊本(季吟著)
24 大和物語抄 刊本(季吟著)
25 湖月鈔 刊本(季吟著)
26 源氏物語打聞 北村季任自筆
27 新勅撰和歌集口実 季吟自筆
28 続後撰和歌集口実 季吟自筆
29 古今和歌集伝受誓文 北村湖春自筆
30 北村季吟歌道伝授起請文集 元隣等各自筆
31 誹諧之事・誹諧会法 季吟自筆奥書
32 芭蕉桃青翁御正伝記 一叟自筆
33 祇園奉納誹諧連歌合 刊本(季吟判)
34 四十番俳諧合 重頼自筆
35 百五十番誹諧発句合 季吟自筆
36 百五十番誹諧発句合草稿断簡 季吟自筆
37 貝おほひ 刊本(芭蕉判)
38 田舎之句合 刊本(芭蕉判)
39 常盤屋之句合 刊本(芭蕉判)
40 続の原 刊本(湖春・芭蕉等判)
41 芭蕉画竹図 杉風画
42 萩鹿図 芭蕉画
43 奥の細道 去来筆(芭蕉著)
44 奥の細道行脚之図 許六画
45 野ざらし紀行 芭蕉自筆
46 鹿島紀行 芭蕉自筆
47 幻住庵記 芭蕉自筆
48 「みのむしの」発句画賛 英一蝶画・芭蕉賛
49 蓑虫記 素堂自筆
50 蓑虫記 蚊足筆・芭蕉自筆跋
51 両吟歌僊俳諧 芭蕉自筆点
52 枯尾華 刊本(芭蕉追善)