葛城市歴史博物館:夏季企画展「旅人がみた江戸時代の葛城 ―紀行文から読み解く―(2024年7月27日(土)~9月1日(日)、歴史博物館1階 特別展示室)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.city.katsuragi.nara.jp/soshiki/rekishihakubutsukan/4/2/2024/9019.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

会期
令和6年7月27日(土曜日)から9月1日(日曜日)

休館日
毎週火曜日、第2・第4水曜日

観覧料
一般 200円(160円)
高校生・大学生 100円(80円)
小・中学生 50円(40円)

()内は20名以上の団体料金

開催にあたって
江戸時代の葛城は、旅人が竹内街道や高野街道などを往来したことでにぎわっていました。当時の人びとは旅の装束を身にまとい、ときに案内本や地図を片手に、長い距離を歩きました。旅の持ち物をみてみると、身軽に歩くための様ざまな工夫がうかがえます。そのことを、実際の資料から感じていただきたいと思います。

旅先となる地元の人びとは、接待所でお茶を提供したり、旅籠などの宿を設けたりすることで、旅人たちを迎えました。葛城にも竹内や新庄などに同じような施設があり、訪れた人びとの疲れをいやしました。そのことに関連する資料を手がかりに、迎えた人びとの苦労や工夫の一端を明らかにします。

旅人たちはときおり、旅先で見たものや感じたことを記しました。それらを紀行文といいます。紀行文には、地域のにぎわいや道中で感じた心の動きがよくあらわれています。それらはときに出版され、広く読まれたものもありました。

今回の展示では、江戸時代の旅の様子を紹介するのとあわせて、紀行文を参考に旅人の足跡をたどってみます。彼らが葛城で何をみて、どのように感じたのか、現在の風景とあわせて紹介することで、地域の歴史の新たな一面を知るきっかけにしたいと思います。

展示構成
1.旅の支度
2.迎えた人びと
3.旅の記録
4.旅路をたどって