青葉ことばの会:第231回青葉ことばの会(2024年7月6日(土)15:00~18:30、オンライン(Zoom))※要申し込み
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https://aobakotoba.jugem.jp/?eid=38
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
日 時:7月6日(土) 午後3時~6時30分
会 場:Zoomを利用したオンライン形式
(お使いのPC、スマートフォン等でアクセスしてください)
題 目:三宅花圃『藪の鶯』の会話文
発表者:田貝和子氏(群馬工業高等専門学校)
題 目:上方古典落語の発話―マクラと本題を比較する―
発表者:安井寿枝氏(関西外国語大学)
概 要:
田貝和子氏
三宅花圃『藪の鶯』(明治21年、金港堂)の会話文について調査する。
『藪の鶯』は坪内逍遙『当世書生気質』を参考に執筆し、逍遙が
添削した書き下ろし単行の作品である。構成も一回一場主義、脚本風、
噂話のやりとりで筋を運ぶ手法等、『当世書生気質』の影響が見られ、
会話がふんだんに取り入れられている。そこで、女学生の会話や
青年の会話、また下働きなどの会話等、登場人物毎の使用傾向を語種、
品詞比率等から調査する。
安井寿枝氏
落語で行われる発話は、大きく2つに分けられる。落語は「マクラ」と
「本題」から構成されており、マクラでは観客の反応を探るために
世間話や小咄が行われる。このように、マクラは落語家から観客に
発せられる発話であり、本題で行われる発話は基本的に登場人物同士の
会話である。また、マクラはまだ物語世界に入っていないといえるが、
本題は物語世界に入っている。本発表では、落語で行われる発話を、
観客に向けられたものか登場人物に向けられたものか、現実か物語かに
分けて、それらの相違がとくに方言にどのような影響を与えるかを示す。