遠山記念館「子の日図屏風と宮廷文化」(2024年3月20日(水・祝)〜5月19日(日))
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●公式サイトはこちら
https://www.e-kinenkan.com/next/index.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
「子の日図屏風と宮廷文化」
2024年3月20日 (水・祝)~5月19日 (日)
入館料: 大人 800円
遠山記念館の所蔵する「源氏物語子の日図」は、鷹司任子が13代将軍徳川家定に輿入れする際の婚礼調度の一つとして 制作された作品です。 その主題として紫式部 『源氏物語』 から、 第23帖 「初音」 に描かれる小松引、 そして第34帖 「若菜上」 の若菜摘という、二つの正月行事を描いています。 制作を担当した木挽町狩野家の狩野養信は、江戸幕府の 公務として最高級の絵具を用い、 この作品を描き上げました。 大和絵の学習を踏まえた精緻な源氏物語絵画として、 さらには近世狩野派の重要作例として高い評価を受けている作品です。 本展ではこの屏風を中心に、皆さまに源氏物語の 世界の一端を味わっていただきます。
一つには、宮廷文化への憧憬を背景とする蒔絵作品です。 中でも伝尾形光琳の蒔絵作品 「野々宮蒔絵硯箱」 は、 第10帖 「賢木」を暗示する作品です。 また第32帖 「梅枝」 には 「薫物」と呼ばれる香が登場しており、本展では遠山記念館の香道具を展示します。 もう一つ、 紫式部の時代には日本独自の仮名書の文化が発達しました。 本展ではこれに合わせ、「寸松庵色紙」をはじめとする平安時代の古筆の名品を展示いたします。