日仏会館:第39回渋沢・クローデル賞(フランス側)受賞記念講演会 「前期倭寇の航海ルートと航海技術 ~14世紀後半から15世紀前半まで~」(2024年02月26日(月)18:00〜20:00、1階ホール)※要申し込み

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.mfj.gr.jp/agenda/2024/02/26/2024-02-26_damien_peladan/index_ja.php

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


第39回渋沢・クローデル賞(フランス側)受賞記念講演会
前期倭寇の航海ルートと航海技術 ~14世紀後半から15世紀前半まで~

日時: 2024年02月26日(月) 18:00〜20:00
場所: 1階ホール
使用言語:フランス語 (同時通訳付き)

【講師】ダミアン・プラダン(ボルドー・モンテーニュ大学)
【司会】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協賛】(公財)渋沢栄一記念財団、学校法人帝京大学
【協力】(公財)日仏会館、フランス国立社会科学高等研究院・日仏財団
【後援】在日フランス大使館、読売新聞社


1350年から1450年にかけて、東シナ海は、日本史では「倭寇」として知られる日本列島から発した海賊の急増によって震撼した。「倭寇」は、最盛期には数百隻の船を集めて朝鮮半島と中国大陸の沿岸を襲撃するほどの力を持っていた。この歴史的現象は、多くの人々の研究対象とされてきたが、海賊行為と実は密接な関係にある航海の要素はしばしば度外視されている。海賊たち自身は文書を残していないため、陸地に到達する前の海上での彼らの活動を知る手がかりとなる情報源はほとんどないと言ってよい。

論文の抜粋となるこの講演では、11世紀から15世紀の東アジアで見られる一般的な航海の慣習(風と海流の利用、航路、航海技術等)から始め、倭寇に特有の航海技術に焦点を当てる。彼らの辿った航海ルート、風と海流の利用、海賊行為の季節、集団航行に特有の困難だけでなく、使用した船についても解明する。さらに、これらすべての側面が数十年にわたってどのように変化したか、倭寇が東シナ海の特殊な条件に経験的にどのように適応していったかについても考察する。


* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。