日本学士院第15回学びのススメシリーズ講演会(令和5年12月16日(土)午後2時30分~3時30分、日本学士院+オンライン)※要申し込み

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2023/103001.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


令和5年12月16日(土)午後2時30分~3時30分
日本学士院 

事前申込制
会場:100名(先着順)
オンライン:500名(先着順)※講演会後のアーカイブ配信は予定しておりません。

後援:台東区、台東区教育委員会
協力:上野の山文化ゾーン連絡協議会


講演内容:

「物語を彩る「キャラクター」と「役割語」」

金水 敏
日本学士院会員
放送大学大阪学習センター所長
大阪大学名誉教授

「そうじゃ、ワシが知っておるんじゃ」というセリフを聞けば老博士、「そうですわ、わたくしが存じておりますわ」というセリフを聞けばお嬢様、というように、人物像から連想される話し方を「役割語」と呼びます。日本語には多くの種類の役割語が存在し、マンガ、アニメ、絵本、ドラマ等で活用され、物語の理解を助ける働きをしています。役割語はどのようにして生まれ、発達してきたのでしょうか。また、日本語以外の言語には役割語は存在するのでしょうか。本講演では、このような問題について、夏目漱石、芥川龍之介の小説や名探偵コナン、ジブリアニメなど、身近で親しみやすい作品の例を用いながら、役割語の謎について探っていきます。