シンポジウム「縮緬絵(ちりめんえ)の実態とその未来について」(2023 年11月18日(土)12:30〜17:30、東京藝術大学 美術学部 中央棟 第三講義室 + Zoom 併用)※要申込

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申し込みはこちらから。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScAd7zbd-ys8oGbu-aSSc8yR5Cwgs6PUOHqz1sS4MLvPHvyWg/viewform?usp=sf_link

日時:2023 年 11 月 18 日(土) 12:30〜(開場12:00)
会場:東京藝術大学 美術学部 中央棟 第三講義室 + Zoom 併用
申込〆切:11月10日(金)
オンライン参加URL案内:11月13日(月)、17日(金)

 主催 縮緬絵シンポジウム実行委員会 (代表 日比谷孟俊)
 共催 東京藝術大学縮緬絵研究グループ
 協賛 株式会社 ハイロックス
 後援 国際浮世絵学会 


縮緬絵は大判の浮世絵を万力で縮められて作られます.布のような柔らかさとなり,皴(しぼ)によって質感が与えられ,色が濃くなります.幕末のパリ万博には,日本を代表する工芸品の一つとして出品されました. 明治になると,安価なものがヨーロッパに多量に輸出され,これがゴッホの画風に影響を与えたと考えられています.

◾️プログラム
12:30 開会の辞 塚田全彦(東京藝術大学)

美術史における縮緬絵
司会 日比谷孟俊(実践女子大学)

12:40〜
ゴッホ・コレクションにあるちりめん版画
及川 茂(日本女子大名誉教授)

13:10〜
19 世紀の⻄洋芸術家たちが日本の縮緬版画に見せたさまざまな独創的反応
隠岐 由紀子 (美術史家)

13:40 〜
演劇博物館本「許多脚色帖」と縮緬絵
赤間 亮(立命館大学)

14:10〜
縮緬絵を収集して 30 年
川上 宏(縮緬絵研究者)

14:40〜
休憩 コレクション鑑賞


縮緬絵の科学的検証とその未来
司会 山本 親(名古屋学院大学名誉教授)

15:10〜
色材分析による縮緬絵とオリジナルの比較
大和 あすか (東京文化財研究所)

15:30〜
川上コレクション悉皆調査報告及び縮緬加工による縮小率の検証
一宮 八重(東京藝術大学)

15:50〜
ディジタル顕微鏡による縮緬絵の科学的研究
日比谷 孟俊(実践女子大学)

16:20〜
縮緬絵の新しい芸術価値 ―和紙の目的地点として―
三井田 盛一郎(東京藝術大学)

特別講演 ゴッホミュージアムから (Zoom)
司会 隠岐 由紀子 (美術史家)

16:50〜
Vincent van Gogh, his collection of Japanese prints, and his crepons
ゴッホ,その浮世絵コレクションと縮緬絵
Louis van Tilborough (Vincent van Gogh Museum)
山本親(名古屋学院大学名誉教授)

17:20
閉会の辞
三井田盛一郎 (東京藝術大学)

18:00〜
懇親会

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