国立国語研究所 第18回 NINJALフォーラム「国語研の言語生活研究の75年 : 生きたことばをつかまえる・追跡する調査研究」(2023年12月16日 (土) 13:00~17:00、一橋大学一橋講堂+オンライン)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ninjal.ac.jp/events_jp/20231216a/

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開催期日
2023年12月16日 (土) 13:00~17:00
開催場所
対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
一橋大学一橋講堂 (東京都千代田区一ツ橋2丁目1-2 学術総合センター2階) 交通案内
オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
申込み方法・定員
要事前申込み(2023年12月8日 (金) 締切)・参加無料
対面・オンライン各定員400名 (先着順)

開催趣旨
【国語研が創立された1948年から今年で75年が経とうとしています。その間、日本語を中心とした言語話者による言語生活に関する研究が行われてきました。近年では日本社会の多様化が一層進み、それにより変容していく言語生活を捉えるために必要な調査研究がさまざまに実践されています。
国語研の調査研究で蓄積されてきたデータには、構造化インタビューによる回答データやアンケートなどの調査データ、話し言葉、書き言葉のコーパスまで実に幅広いものがあります。また、これらには調査対象者の選定やコーパス設計においてランダムサンプルを経ている点で、代表性が確保されています。この代表性を持った資料 (外来語、読み書き能力調査、実時間調査、共通語化など) を再評価しつつ、それらを支える質的研究を中心とした言語研究 (多言語生活者など) を取り入れることで、持続可能な社会の実現に向けた研究の実践のあり方について議論していきます。
学術界だけでなく、広く一般の方々に知っていただくとともに、社会との連携を積極的に推進して社会貢献に資するという観点から、今回のフォーラムを開催しますので、ぜひご参加ください。】

プログラム
13:00~13:05
開会の辞
13:05~13:10
趣旨説明
13:10~13:40
講演1 「社会の変化を知るための継続調査 ―意識や言葉の変化をどう捉えるか?」
前田 忠彦 (情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 社会データ構造化センター センター長・准教授)
13:40~14:10
講演2 「日本人の読み書き能力1948年調査のナゾ」
横山 詔一 (国立国語研究所 教授)
休憩 (10分)
14:20~14:50
講演3 「多様化する生活者のための医学系用語のわかりやすさの検討 ―新聞コーパスとTVニュースアーカイブを用いた分析から―」
田中 祐輔 (青山学院大学 准教授)
14:50~15:20
講演4 「高齢者介護施設における入所者・職員間のコミュニケーション」
バックハウス・ペート (早稲田大学 教授)
15:20~15:50
講演5 「外を歩き・見て・聞きて・動いて・考えて・記録する:生活者としての外国人のフィールドワークを事例に」
福永 由佳 (国立国語研究所 准教授)
休憩 (10分)
16:00~16:55
ディスカッション
司会 : 朝日 祥之 (国立国語研究所 教授)
16:55~17:00
閉会の辞