山口県立萩美術館・浦上記念館:特別展示「浮世絵×カブキ 江戸の役者絵展」(2023年7月29日(土)~8月27日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special/2023/08/054991.html

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。


7月29日(土)~8月27日(日)
※会期中に一部展示替えがあります。

休館日: 7月31日(月)、8月14日(月)、21日(月)
開館時間: 9:00~17:00 (入場は16:30まで)
観覧料:
一般 1,300(1,100)円
学生 1,100(900)円
70歳以上 1,000(800)円
18歳以下無料

主催: 浮世絵×カブキ展実行委員会
(山口県立萩美術館・浦上記念館、読売新聞社、KRY山口放送)
後援: 山口県教育委員会、萩市、萩市教育委員会


歌舞伎役者を描いた役者絵は、浮世絵版画のなかでも絶大な出版量を誇るジャンルでした。江戸時代には、花形役者は流行の最先端をいく存在で、歌舞伎は日が昇ってから暮れるまで、一日がかりで上演されたほどの人気ぶり。また、それぞれの演目には、観客を楽しませようとする狂言作者や役者の工夫がたっぷり詰まっていました。
このような歌舞伎界と関わり、肖像写真や舞台写真のような役割を果たしたのが役者絵です。輝くオーラ漂う役者の全身像、そばにいるかのようにクローズアップされた似顔、劇場での感動を呼び覚ます背景描写...。浮世絵師たちによって、役者や舞台演出の魅力がみごとに再現された役者絵は、浮世絵の歴史を通じて人気ジャンルであり続けました。
本展覧会では、役者絵が誕生する元禄期から、終焉を迎える明治期に至るまで、時代の流れに沿って構成し、その表現の変遷をたどります。歌舞伎そのものや、話題の役者・ドラマに魅了される人々の心と呼応しながら、浮世絵師たちはいかなる表現を追求したのか考察していきます。