文京区立森鴎外記念館:コレクション展「鴎外の『水沫集』 第一作品集に込めた詩想」(2023年2月3日(金)~2023年4月2日(日))【関連講演会「世界文学への眺望―森鴎外の創作と翻訳―」松木 博 氏(大妻女子大学短期大学部教授)3月19日(日)14時~ ※要申し込み】

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展覧会・講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000002202&caldate=2023-2-5

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


会期:2023年2月3日(金)~4月2日(日)
 ※会期中の休館日 2月20日(月)~22日(水)、3月27日(月)、28日(火)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円)


生涯で50冊以上の文芸書を刊行した森鴎外。その第一冊目である、作品集『水沫(美奈和)集』が刊行されたのは、現在から130年前の1892(明治25)年、鴎外30歳のときのことです。小説『舞姫』『うたかたの記』『文づかひ』のドイツ三部作をはじめ、14篇の翻訳小説、2篇の翻訳戯曲、友人らと共訳した訳詩集『於母影』などが収録されています。鴎外自身の手によって編まれた600頁を越える大冊は、20代の鴎外の詩想すなわち文芸における試みや、野心の集大成と言えるでしょう。
 『水沫集』は、鴎外にとって特別な一冊であったと共に、長きにわたって読み継がれた一冊でもあります。『水沫集』は版を重ね、鴎外が60歳で没するまでの間に、改訂版そして縮刷版が刊行されました。鴎外はその度に推敲し、序文や漢詩を新たに書き、字句に訂正を加えました。
 本展の主役は、この一冊の本です。鴎外が『水沫集』で試みたことを、刊行の経緯や当時の鴎外の動向、収録作品などから展覧します。また、『水沫集』を読み影響を受けた文学者たちを紹介します。鴎外が第一作品集に込めたエモーションをご覧ください。


◇展示関連事業

●講演会「世界文学への眺望―森鴎外の創作と翻訳―」

講師:松木 博氏(大妻女子大学短期大学部教授)
日時:3月19日(日)14時~15時30分
会場:文京区立森鴎外記念館 2階講座室
定員:30名(事前申込制)
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)