学習院大学東洋文化研究所:東洋文化講座シリーズ「東洋文化研究所創立70周年記念特別企画・語り継がれる東アジアの文化財」(全3回)(2022年9月2日(金)・10月26日(水)・11月16日(水)各日18:00~20:00、ハイフレックス型(対面・Zoom))※要申し込み

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講座情報です。

●情報サイトはこちら
https://www.agara.co.jp/article/221206?rct=mizu
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


 東洋文化研究所は大学におけるアジア諸国及び諸民族の歴史・文化に関する研究成果を広く社会に還元することを目的としています。学生及び一般の受講者を対象とした「東洋文化講座」は1985年度から開講しており、今回は「東洋文化研究所創立70周年記念特別企画・語り継がれる東アジアの文化財」と題し、全3回の連続講演会を開催します。


東洋文化講座シリーズ・東洋文化研究所創立70周年記念特別企画
「語り継がれる東アジアの文化財」


第1回(第107回)「考古学からみた琉球・沖縄の歴史と文化」
日時:2022年9月2日(金)18:00~20:00
会場:ハイフレックス型による開催       
参加自由・聴講無料・要事前申込
講師:宮城 弘樹 氏(沖縄国際大学総合文化学部准教授)

沖縄には、旧石器時代の日本列島最古の全身人骨の発見から、サンゴ礁に育まれた狩猟採集民が築いた貝塚文化。そして、海を介して中国や日本、韓国、東南アジア諸国と交易をおこなった琉球王国という島の歩んだ個性的な歴史があります。さらに、近年の遺跡調査では沖縄戦の戦争遺跡の調査も行われています。沖縄復帰50年の節目の年に、考古学が明らかにしてきた琉球・沖縄の歴史を概観します。


第2回(第108回)「東京国立博物館150周年記念特別展「東京国立博物館のすべて」の楽しみ方」
日時:2022年10月26日(水)18:00~20:00
会場:ハイフレックス型による開催       
参加自由・聴講無料・要事前申込
講師:皿井 舞氏(学習院大学文学部哲学科教授)

東京国立博物館の創立は、1872年(明治5年)に、文部省博物局が湯島聖堂大成殿において最初の博覧会を開催した時点としています。2022年は、その創立から150年の節目の年に当たり、秋には東博のこれまでの歴史とコレクションを総ざらいする特別展「東京国立博物館のすべて」が開催されます。展示替えはありますが、東博が所蔵する89件の国宝すべてを見ることのできる機会は、そうそうありません。本講演では、展覧会の魅力と見どころをご紹介いたします。


第3回(第109回)「兵馬俑と古代中国」
日時:2022年11月16日(水)18:00~20:00
会場:ハイフレックス型による開催       
参加自由・聴講無料・要事前申込
講師:鶴間 和幸 氏(学習院大学名誉教授)

11月22日から開催される「兵馬俑と古代中国」展の概要を監修者から紹介します。とくに始皇帝の兵馬俑だけが等身大で写実的なものが作られた謎に迫ります。中国を最初に統一した秦の文化が西戎の文化であったこと、中国のさらに西方の文化の流入があったこと、始皇帝が孔子の教えに反して魂をこめた8000体もの兵馬俑の制作を遺詔として命じた可能性に迫ります。