平城宮跡資料館:2022年度秋期特別展 奈良文化財研究所70周年記念・平城宮跡史跡指定100周年記念「地下の正倉院展-平城木簡年代記〔クロニクル〕-」(令和4年10月15日(土)~11月13日(日))
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●公式サイトはこちら
https://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/kikaku/2022.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
奈良文化財研究所では、みなさまに平城宮・京跡出土木簡の実物を見ていただく機会として、2007年より毎年秋に「地下の正倉院展」を開催しており、すでに秋の風物詩として定着しています。
1961年に平城宮跡の調査で第一号の木簡が出土して以降、出土木簡の蓄積は続き、現在では30万点を保管するまでになっています。出土木簡に対しては継続的な調査・研究が日々進められており、現在、奈良文化財研究所は国内外の木簡研究をリードする存在となっています。また同時に、一般の方々の間でも木簡は平城宮・京を代表する遺物として広く認知されるようになっています。
平城宮跡出土の木簡はこれまで、2003年指定の大膳職推定地出土木簡にはじまり、2015年の造酒司出土木簡に至るまで2,875点が重要文化財に指定されてきました。そして2018には、新たに309点を加えた計3,184点の「平城宮跡出土木簡」が、木簡としては初めて国宝に指定されました。2020年には、有名な長屋王家木簡が重要文化財に指定されています。正史には残らない律令国家や貴族社会に関わる様々な情報が得られ、当時の社会の様子や人々の息吹をまざまざと感じられることは、木簡がもつ大きな魅力のひとつでしょう。
本年は平城宮跡が史跡に指定されてから100周年、そして奈良文化財研究所が設立されて70周年の記念の年にあたります。本展では、60年以上に渡る平城宮・京跡での木簡出土の足跡を振り返りつつ、各年代を代表する木簡をご覧いただき、奈文研の木簡研究の来し方についてもご紹介します。1300年の眠りから覚めた木簡たちの語らいに、耳を傾けていただけると幸いです。
なお、10月29日(土)から12月11日(日)には平城宮いざない館にて奈良文化財研究所70周年・平城宮跡史跡指定100周年 記念特別展「のこった奇跡 のこした軌跡-未来につなぐ平城宮跡-」も開催されます。あわせて、ご来場をお待ちしております。
【会 期】
令和4年10月15日(土)~11月13日(日)
月曜休館
※展示替えあり
前期:10月15日(土)~10月30日(日)
後期:11月1日(火)~11月13日(日)
【開館時間】
9:00 ~ 16:30(入館は16:00まで)
入館料無料・駐車場無料
【会 場】
平城宮跡資料館 企画展示室
【出 品】
平城宮・京跡出土木簡 約60点(2期通計)
【主 催】
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
【後援】
文化庁、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、平城宮跡管理センター、平城京 再生プロジェクト、読売新聞社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社、木簡学会