表象文化論学会第16回大会(2022年7月2日(土)7月3日(日)、東京都立大学南大沢キャンパス1号館)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.repre.org/conventions/16/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日時: 2022年7月2日(土)/7月3日(日)
場所:東京都立大学 南大沢キャンパス1号館

会費:2日午後は無料、2日午前および3日は非会員のみ1,000円
事前予約不要


〈プログラム〉

●7月2日(土)

10:00-12:00 研究発表(午前)

パネル1 現代芸術における〈ヴァニタス〉モチーフ──虫・布・花 1階110番教室
・W. G.ゼーバルト『土星の環』とヴァニタス/鈴木賢子(東京藝術大学)
・糸・織り・布・服──石内都の写真にみる儚さ/マーレン・ゴツィック(福岡大学)
・「ヴァニタス」といけばな──花の写真の儚さ/結城円(ルードヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン)
【コメンテイター】香川檀(武蔵大学)
【司会】香川檀(武蔵大学)

パネル2 大正期の映画/映画館のテクストとコンテクスト──映画宣伝資料を参照して 2階210番教室
・東京における映画興行地図の変容──サイレント時代の映画配給構造/柴田康太郎(日本学術振興会)
・「メロドラマ」としての映画『五郎正宗孝子伝』(1915年)に関する考察──〈継子いじめ〉の系譜から/紙屋牧子(玉川大学)
・「表現」性の翻訳──ドイツ映画の内外における流通と聴覚的要素/白井史人(名古屋外国語大学)
【コメンテイター】上田学(神戸学院大学)
【司会】紙屋牧子(玉川大学)

13:30-16:15 シンポジウム

「食べること、生きること──歴史・生命・表象──」 1階120番教室
藤原辰史(京都大学)
河村彩(東京工業大学)
星野太(東京大学)
コメンテイター:磯野真穂(人類学者)
司会:福田貴成(東京都立大学)

16:15-17:00 歓談会 1階120番教室
※マスク着用でお願いします。飲食の提供はございません。

17:00-18:45 パフォーマンス・イベント
「言葉と(食べ)物」 1階120番教室
稲田俊輔 Cook'n'Talk Show
対談:食べること、書くこと、しゃべること
   稲田俊輔(エリックサウス総料理長)× 三浦哲哉(青山学院大学)
司会:福田貴成

*シンポジウムおよびパフォーマンス・イベントはZoomによる中継あり、URLは学会の公式サイトを参照のこと。

18:45-19:05 学会賞授賞式 1階120番教室

●7月3日(日)

10:00-12:00 研究発表(午前) 

開催校企画ワークショップ 映画理論の現在 2階210番教室
・アンドレ・バザンと「映画理論」/角井誠(東京都立大学)
・映画理論の周縁から──トム・ガニングをめぐって/長谷正人(早稲田大学)
・鑑賞の時間を操作する/細馬宏通(早稲田大学)
・観客論の視座/伊津野知多(日本映画大学)
・フェミニスト映画理論の現在/木下千花(京都大学)
【司会】堀潤之(関西大学)

パネル3 大都市に抗する建築──建築理論・レトロスペクティヴ・オルタナティヴ 1階110番教室
・空気調整と建築的ロボトミー──1930年前後のアメリカにおける「窓のない建物」をめぐる議論について/印牧岳彦(神奈川大学)
・大文字の歴史が生まれる前に──マンフレッド・タフーリの設計活動と「都市の建築」/片桐悠自(東京都市大学)
・大都市の小建築──「貧しいプロジェクト」への理論的考察/大村高広(GROUP)
【コメンテイター】後藤武(株式会社 後藤武建築設計事務所)
【司会】北川佳子(FLOT/S 建築設計事務所)

12:15-12:45 総会(会員のみ) 3階310番教室

13:30-15:30 研究発表(午後1)

パネル4 映像アーカイブ考察──福岡、広島、ソウル、そしてヨーロピアナから学ぶこと 2階210番教室
・地域映像アーカイブとの対話──福岡・広島の事例を中心に/石原香絵(NPO法人映画保存協会)
・韓国映像資料院(KOFA)との対話──プロアクティブなアジアからの配信とその意義/Kim Joon Yang(新潟大学)
・ヨーロッパのフィルムアーカイブとの対話──European Film Gateway に見るデジタルアーカイブの可能性と課題/常石史子(獨協大学)
【コメンテイター】とちぎあきら(独立行政法人国立美術館 国立映画アーカイブ)
【司会】ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(京都大学)

パネル5 翻訳のイデア──言語、想起、魔術 3階310番教室
・ジョルジョ・アガンベン『散文のイデア』と翻訳/高桑和巳(慶應義塾大学)
・想起としての翻訳──ヴァルター・ベンヤミン「翻訳者の使命」再考/竹峰義和(東京大学)
・魔術としての翻訳/吉田恭子(立命館大学)
【コメンテイター】佐藤元状(慶應義塾大学)
【司会】佐藤元状(慶應義塾大学)

パネル6 近現代ブラジルにおける芸術と「遊び」の精神 1階110番教室
・オズヴァウヂ・ヂ・アンドラーヂの人間像──「メシア哲学の危機」分析/居村匠(秋田公立美術大学)
・エリオ・オイチシカの参加型作品における「組織的な錯乱」と「遊び」/山野井千晶(武蔵野美術大学)
・リジア・クラーク中後期作品における脱物質的オブジェ論/飯沼洋子(京都大学)
【コメンテイター】都留ドゥヴォー恵美里(京都芸術大学)
【司会】原塁(日本学術振興会)

16:00-18:00 研究発表(午後2)

企画パネル 21世紀の戦争と表象 3階310番教室
・「異なる近代」と情動政治/乗松亨平(東京大学)
・ロシアとウクライナの戦争と反体制アート/上田洋子(株式会社ゲンロン)
・戦争をめぐる映像と感性的なもの/松谷容作(追手門学院大学)
【コメンテイター】清水知子(東京藝術大学)
【司会】本田晃子(岡山大学)

パネル7 「食べていい?」をめぐる快楽:オーラル・セックス、ゾンビの食事、膨張する身体 2階210番教室
・ゲイたちが口にするモノ──今泉監督作品にみる「食べ物・食事」、「オーラル/セックス」の表現とポリティクス/ストキンジェル・アルノー(神戸大学)
・なぜ「人」でなければいけないのか──ゾンビ映画における「食べる」こと/福田安佐子(国際ファッション専門職大学)
・膨張する身体──性的欲望と孤独を食べる/食べさせるクィアな親密性/久保豊(金沢大学)
【コメンテイター】菅野優香(同志社大学)
【司会】久保豊(金沢大学)