国文学研究資料館創立50周年記念講演会(2022年5月14日(土)13時~14時45分、YouTubeライブ配信)

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nijl.ac.jp/pages/kokubunken_50th/lecture.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日時
2022年5月14日(土)
13時~14時45分

会場
オンライン配信
YouTube 国文学研究資料館チャンネルで
ライブ配信いたします

参加費 無料


●講演1

雲は美しいか ――日本語の美意識
渡部 泰明 (国文学研究資料館 館長)

雲は、日本の美的表現の中でも、最高の名脇役です。古来さまざまな美の表現に連れ添ってきましたが、とくにはるかな天上世界と、ここ地上世界との橋渡しをしているところなどに注目されます。また、日本的美意識の代表選手として喧伝されてきた、「幽玄」とも深く結びついています。一方では女神のような舞姫の姿を連想させるかと思えば、一方ではなんと、死のイメージともつながっていくのです。では、その奥底には、何があるのでしょうか。

●講演2

『徒然草』を読む楽しみ
林 望 氏(作家・国文学者)

『徒然草』は、鎌倉時代の終りころの随筆であるが、実際には江戸時代になってから、大変に流行するようになった。それは各種の注釈が陸続と刊行されたこともあるが、いっぽうで、江戸時代という閉塞の時代には、隠遁趣味が流行したということも大きな理由であった。とはいえ、じっさいの『徒然草』には矛盾した記述も多く、そこがまたこの本の魅力でもある。そんなあたりをめぐってお話ししたい。