統計数理研究所・国立国語研究所:「現代語の意味の変化に対する 計算的・統計力学的アプローチ」 シンポジウム (2022年3月9日(水)13:00〜17:00、Zoom+TKP東京駅セントラルカンファレンスセンター)※オンライン参加要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ism.ac.jp/~daichi/workshop/2022-lchange/index.html
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。


国立国語研究所 新領域創出型共同研究プロジェクト

「現代語の意味の変化に対する
計算的・統計力学的アプローチ」
シンポジウム

統計数理研究所・国立国語研究所 主催


日時:2022年3月9日 (水) 13:00〜17:00 (12:30開場)
会場:オンライン(Zoom)およびTKP東京駅セントラルカンファレンスセンター カンファレンスルーム10B (ハイブリッド開催)(東京都中央区八重洲1-8-16 新槇町ビル10F, 東京駅八重州中央口出てすぐ)
オーガナイザー: 持橋大地(統数研)・小木曽智信(国語研)・小町守(都立大)・高村大也(産総研)・坂田綾香(統数研)・小山慎介(統数研)

※参加費無料です。
※オンラインでご参加の場合は, 参加登録をいただければ, Zoomのアドレスをご案内します。当日会場にてご参加の場合は, 直接お越しいただいて結構ですが, 事前にアンケートを実施しておりますので, ご興味のある方はよろしければ参加登録もお願いいたします。


現代および近代日本語において,あるいは現代語一般に,言葉の意味は時間を通じて一様ではなく,常に変化し続けている。こうした中で,(1)どのような言葉が,(2)どのように意味変化を起こしたのか,またそれはどのようなメカニズムで起きうるのかを理論的に調べることは,国語学および言語学において最も重要な現代的課題の一つであると考えられる。
特に,国立国語研究所において提供されている通時コーパス(CHJ)などを用いれば,デジタル化されたテキストデータが大量に得られるため,上記の (1) においては適切な統計モデルに基づくデータ解析によって目的を実現し,(2) においては,無数の言語使用者が周囲の影響を受けて確率的に言語使用を変化させる統計力学的描像によって,その理論的性質を解明する。研究は統計数理研究所のほか,国立国語研究所,東京都立大学,産業技術総合研究所人工知能研究センターによる横断的組織によって進める。


〈プログラム〉
12:30開場
13:00~13:15 ごあいさつ・本研究プロジェクトの概要
持橋大地(統計数理研究所 数理・推論研究系)

13:15~14:45 セッション I
13:15-13:45
「単語分散表現の結合学習による通時的な単語の意味変化の検出」
相田太一(東京都立大 M2)
13:45-14:15
「動的トピックモデルを用いた単語の通時的な意味変化のモデル化とその応用」
井上誠一(東京都立大 M1)
14:15-14:45
「BERT を使用した日本語の単語の通時的な意味変化の分析」(仮)
小林千真 (東京都立大 M1)

15:00~16:00 セッション II
15:00-15:30
「日本語歴史コーパスの語義曖昧性解消の通時適応」
古宮嘉那子 (東京農工大 工学研究院)
15:30-16:00
「分散表現を用いたロマンス語同源語の意味変化の分析」
川崎義史(東大 言語情報科学専攻)
16:15~16:45 パネルセッション
「言語変化のモデル化について」
登壇者: 持橋大地(統数研)・小木曽智信(国語研)・小町守(都立大)・高村大也(産総研)・古宮嘉那子 (農工大)・川崎義史 (東大)

16:45~16:50 クロージング
小木曽智信 (国立国語研究所 言語変化研究領域)


本シンポジウムは、
主催:「現代語の意味の変化に対する計算的・統計力学的アプローチ」リーダー:持橋大地
共催:「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」リーダー:小木曽智信
の共同イベントです。