国文学研究資料館:日本古典籍セミナー「江戸時代の大衆文化 ー浮世絵・戯作・書肆ー」(2022年3月19日(土)14時~、オンライン)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.nijl.ac.jp/activity/International/seminars/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
国際連携部では、次世代育成を主な目的として、大学院生や司書を対象に、海外の学術交流協定先と「日本古典籍セミナー」を共催しています。
近年、インターネット上では、当館の「新日本古典籍総合データベース」をはじめ、あらゆる分野の日本古典籍を容易に参照できる環境が整いつつあります。日本古典籍を正しく扱い、読み解く力はますます重要となり、それを身につけることで新たな知見も得られるでしょう。以下にセミナーの概要を記し、講義資料を順次公開して参ります。是非とも日本古典籍の豊かな世界へ足を踏み入れてみて下さい。
〇第10回(2022年3月19日(土)14時~・オンライン開催)
14:00開会の辞(日本時間)
14:15~15:15 第1部:世界のコレクション紹介・ホノルル美術館(南清恵)・東洋文庫(岡崎礼奈)
15:15~15:30休憩15:30~16:45 第2部:講演板坂則子「戯作と浮世絵」
16:45~17:30質疑討論コメンテーター/南清恵・岡崎礼奈
17:30閉会の辞
①世界の日本古典籍コレクション
南清恵(ホノルル美術館)
岡崎礼奈(東洋文庫)
②戯作と浮世絵
板坂則子(専修大学)
要旨:鈴木春信によって見出された多色摺りの木版「錦絵」の技法は、瞬時に磨き上げられて、歌麿や清長、北尾派の絵師たちが続々と出現しました。この時期はそのまま戯作(江戸後期小説)の進展期と重なります。共に大衆文化である戯作と浮世絵は密接な関係を持ち、多くの浮世絵師は版本に関わってその技量を磨きました。絵師と戯作者、書肆の関係は極めて近しいと言えます。今回は、柳亭種彦と歌川国貞、曲亭馬琴と葛飾北斎、為永春水と溪斎英泉の三組を取り上げて、戯作者と画師の関わりを考察します。